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中国留学(中国鍼灸・漢方薬・推拿)について
院長が上海中医薬大学で何を学んできたかについて

院長が実際中国上海で学んできたものは中医学に基づいた中国鍼や漢方薬になります。日本での資格上、漢方薬の取り扱いはしていないので、必要な方には安価でより良い漢方薬を試せれるよう医師にご紹介などもしておりますので興味のある方はご相談ください。

中国伝統医学である中医学とは

中医学(中国伝統医学)は中国にて古来から伝わっている伝統医学であり、東洋の医学や文化などを起源とする東洋医学の一つとされています。中国古代からの思想である哲学の影響を受けた生理学、病理学などの基礎理論をベースとして、数千年にわたる鍼灸や漢方薬などの膨大な臨床経験に基づいています。

西洋医学との大きな違いとして東洋医学では病気だけでなく全体やその人自身をみるというものになります。一つ一つの組織や器官のみをみて病気を探していくのではなく、それらがいろんな場所とつながっているという考えのもと、出ている症状や場所にとらわれずに全体的に分析していくことになります。

いま、出ている症状も全体的にバランスを整えていけば改善していくし、またそこから新たな病気になることを防ぐこともできることから東洋医学は予防医学であるともいえるし、病になる前の段階で治療することの大事さを説明していることから、普段からのセルフケアである養生を大事にしております。

中医学3つの特徴

●整体観

整体観とはバランスを取り合うことを意味します。主に、外側とのバランス、内部におけるバランスに分かれます。外部とは気候や季節や天候などの環境にあわせて人間の身体もバランスを取ろうとするシステムが存在しているということです。また、内部においてもある部分がダメージを受けても他の部分でバランスを取り合い維持する能力を指します。

●弁証論治

人間の身体を理論的に紐解き、診断をしたり治療をしたりすることをいいます。出ている症状に対して一人一人の体質をみたり、病気の原因を考えたり、分析することでどのような治療法を選ぶのかを決めるための手段であるといえます。

●未病に対する考え方

病が発症する前からその人の体質をよく見極めどのような病になりやすいかを考えてそれを予防することをいいます。その方の体質に合わせた治療というよりは食事などの生活習慣を改めることが大事だとなっております。それにより未病を防ぐことができるとされています。

中医学と漢方の違い

漢方と言う言葉は中国にはなくて、日本だけで使われている言葉になります。

日本漢方は7世紀頃からおこなわれていたとされ、中国から伝わってきた中国伝統医学を基にして、日本で独自発展して今にいたります。ですので日本と中国では診断方法が違うということになります。

具体的には、診たてる方法も違うし、実際に使う漢方薬も違います。このように日本と中国の伝統医学のルーツは同じですが、現在では日本独自に発展してきた漢方と中医学とは別物であると認識していてください。

中医学の診断である四診について

四診は、病気の性質であったり病状を推測するための方法になります。

まずは見て得られる情報を探すための望診があります。重要な部位として舌があります。内臓など内部の状況などがあらわれています。次に皮膚の状態をみます。顔や腕の内側あたりなどが参考となります。それから耳も重要です。

次には聞診があります。主に声の状態を知ったり、臭いをかぐことで気づくことがあります。

それから問診ですね。しっかりお話を聞いていろんなことを予測するためにも一番重要であると感じます。問診をしっかりすることでセルフケアの指導もおこなえれます。

最後に私たち鍼灸師にとって最大に必要なものが切診であり、触診となります。実際に触ることで得れる情報はたくさんあります。

中医学を学ぶために、国際中医師について

今まで説明してきた中医学を学ぶことができる方法は少ないです。実際、中国でおこなわれている教科書で学ぶためには、まずは翻訳された書籍で学ぶ方法があります。これは独学であり、間違った解釈でまなんで行く可能性もあるのであまりお勧めできません。中医学を学ぶ塾などで学ぶ方法はありますが周りとのレベルが違うので基礎から学べれるとはいえません。

しかも、学ぶだけでなく資格まで欲しいとなると二つの方法しかありません。一つ目は私が実践した実際上海中医薬大学へ入学し卒業することです。でも実際はなかなか中国までいけない方が大半かと思います。実際卒業し資格を得ても日本では使えないものになるため私も留学を強くすすめることはありません。

ですので、国際中医師に向けての勉強をすすめることが多いです。これは通信教育で学ぶことができるので日本にいながらも、中国政府の関係機関である世界中医薬学会連合会が認定する資格である国際中医師になれるチャンスをえれます。

この資格は、中医学を世界に普及させることを目的につくられたもので、中医師並みの知識を有した人に与えられるものとされています。ですのでわざわざ中国の大学にはいらなくても学ぶことができるのでおすすめしております。資格をとってもその資格を使って日本にて医療行為ができることは今後もないと思いますが、中医学を学ぶことで日々の臨床力は上がると思います。漢方薬を扱う薬剤師や、難病の治療をしている鍼灸師には学ぶ価値はじゅうぶんにあると感じています。

 

日本と中国の大学の卒業証書

明治鍼灸大学卒業証書

上海中医薬大学卒業証書

上海中医薬大学卒業し中医師の資格を取得

中医師の資格を取得しました。

日本で学んだ鍼灸は私が想像していた症状に対するものではなかったため中国にてでも学ぶことに決めました。決めたのが大学3年生の時でそれから準備をしてかなり早いタイミングで中国へ行けたのはラッキーでした。

実際、上海に留学して多くの仲間に恵まれて、自分の勉強したかった鍼灸だけでなく、中国の整体でもある推拿であったり、気功であったり、実際漢方薬をだしている医師の助手であったりと、一通りの学びを得れたのが大きかったです。卒後も研修生として様々な病院で学べたことも財産になっております。

大学も卒業し、中医師資格を得ることができましたが、日本では何の役にもたたない資格であります。私の知り合いにも優秀な中医師のかたをしっていますが、日本ではこの資格は使えないとわかっていながらも、強い興味から学ぶことを辞めない先生がいることを何人か知っていますがすごく尊敬しております。

現在は、わざわざ中国へ留学までしなくても国際中医師という資格を日本にいながら得れるようになっておりますが、実際中国で過ごして、実際の臨床で得たものは想像以上のものであります。

また、中医師取得後も日本からきた鍼灸師さんへの指導や、北京での研修なども認められて、上海ではじめて特別会員として表彰され、ビザの延長もしていただき、更なる研修ができたことが今の臨床に役立っていることは間違いありません。

中医学を学ぶための留学について

中国鍼灸の留学を考えている方へ

よく中国留学をしたいという質問をメールにてお受けするのですが、皆さん安易に考えられている方が多いようです。

去年でも5人の鍼灸学生さんから相談を受けました。どうして留学したいのかを明確に答えられた方は少なかったです。中医学を学ぶためというのが目的になりますが中医学は日本でも学べますのでわざわざ中国までいくこともないでしょう。国際中医師という資格は通信教育で2年後に受験資格がもらえますので中国でわざわざといかなくてはいけないということもあります。

私の場合はまだ国際中医師という資格がなかったので、明治鍼灸大の学生時にはじめて上海に渡りました。その時に難病に対する針治療を目にして本格的に中国針を勉強したいと思いました。当然1~2週間程度の勉強は経験程度でしてまあこんなものがあるのか程度です。

そのときみた治療はパーキンソン病、脳卒中後遺症、顔面麻痺、難聴、ヘルニア、鬱病、喘息、前立腺肥大、バセドー病、五十肩、坐骨神経痛・・・

日本では鍼灸といえば肩こり、腰痛がメインでしょう。

ですのではじめて難病に対する治療をみてカルチャーショックを受けたものです。その時に20人くらいで行きましたでしょうか?実際は私みたいに感動した人は少なく2度と中国の地に行かない人も多いようです。みなさんに聞くと日本では難病の人は針治療を受けないから中国で勉強する意味がないという理由でした。

いわゆる日常の臨床にプラスにならないのです。難病の患者さんが来ないからです。確かにそういう考えもあるかもしれません。ですが当院では逆に肩こりで来る人はすくなく難病がほとんどです。つまり難病の方で鍼灸を求めている人は実際には多いのです。ですが鍼灸で効くとはしらないしまたどこの鍼灸院でしてるか知らないのでこられていないのです。

難病の方への鍼灸治療を学びたいというのと、実際におこなっているところを見てみたいというのが私が中国へ留学した目的でした。かなりの強い意志がないと実際に中国へ行きたいと思う人は多くても、実際に行く人となると少ないでしょう。2週間の短期留学で私は中国で学んだという方でしたら多いでしょうが、実際1年以上住まれていた方は私の知る限りは少ないです。

今まで20人以上の方からメールで聞かれましたが実際に中国へ行った人はいません。それだけ留学には強い意志がいるのです。

留学は決めたけど日本ですればいいことは?

主に3つあります。すいませんこの情報は古いです。私が当時留学していた時の情報となります。

1、費用

学費は安くはありません。留学生として外国人扱いですので割高になります。私のケースで鍼灸の1年留学では30万前後の学費が要りました。中国の大学に支払う事になります。生活費は寮費と食費が主です。

寮費は2人部屋なら15000~円、1人なら倍はいります。まあ節約のためなら2人部屋でしょう。食費は私の場合外食をしてたので2~万位いりましたが学校の食堂を利用すれば1万円あればじゅうぶん足ります。

2、中医学学習

中国では主に臨床を学ぶため基礎理論と診断学は日本で学ぶといいです。だいたいは中国語1年、臨床1年の場合が多いので2年程度の留学なら中国で基礎理論を勉強する時間はありません。ですので日本でやっていったほうがいいです。できれば鍼灸臨床も日本で本でも読んでいけば中国の鍼灸師と話もしやすくなります。

3、中国語学習

中国語は日本で勉強してからいくのがいいのですがあまりにも勉強しなくてもいいです。簡単な会話と単語程度の学習でいいです。理由としては日本で勉強すると変な発音がみにつくからです。発音ははじめが肝腎なので中国に行ってから一生懸命やればそのほうがいいです。ただし日本で中国人に習う事ができたのなら学んでからいったほうがいいです。

学校は上海中医か北京中医が便利かと思います。ただし臨床のみを勉強する場合は地方で学ぶほうが良い場合もあります。私のおすすめは中国語を1年学び臨床を1年をおすすめしています。また2年目の臨床では興味のある授業を選択して受けれる聴講生制度もあります。

時間があるなら3年目には各地方を回って鍼灸見学にでるのも面白いでしょう。その時には言葉もできますから良い勉強ができるかと思います。私の場合は北京の望京医院や湖南省や天津にて鍼灸見学の旅ををおこなった経験がありますが、やはりこういう見学は楽しいものです。うちが鍼灸師の見学を受け入れているのも過去に自分が見学を通して学んだことが多かったからかもしれません。

最後に留学して思う事

今になって思う事を書いてみます。

開業して25年たちました。留学していたのも30年前となります。

留学してよかったことは

1、中国で出版している本を読める

これは大きいですね。もちろん分からない字もありますが、今は辞書で調べなくても翻訳機があるのですぐに調べれます。8割がたは普通に読めるのでこれだけでもありがたいです。院長が現在勉強している董氏の本もほとんどが英語か中国語なのでこのあたりだけでもたすかります。書くのはできませんが、読むのはできるので。

2、患者さんの見る目が変わる

やはり鍼灸の本場は中国という認識が強いです。中国の大学を出て資格も取得したということだけでもかなりの宣伝効果にもなります。治療を始める前から、ここの治療院なら治るかもって思ってもらえます。勿論その期待を裏切らない為にも日々の勉強は必衰ですが。

3、強い鍼の刺激もできる

中国針といえば強い刺激になるのですが、しっかり学べたおかげで、痛みが少なく打てる技術があります。これを完全に手で覚えられたのも大きかったですね。

まだまだいろいろあるのですが、いってよかったですか?と、きかれると、もちろん留学してよかったと強く思っています。

 

中国鍼灸について

最近の中国上海での鍼灸事情

20年前の中国ではまだまだ病院内で積極的に鍼灸を受ける方が多かったように思えます。現在ももちろん多いのですが年々減ってきているような印象があります。若い人では鍼灸を受けようとする方が少なくなってきたようです。

ですので、最近では逆に中国の若い方が日本の鍼灸を学びに来るケースもあります。日本の美容鍼や優しい鍼灸が中国の若い人たちに人気があるようなんですね。

私も平成30年中国に研修に行った時には少し日本化してきているなと感じました。また病院内でなく個人医院のようなところも多く出てきています。また、日本でいうリラクゼーション的なお店も増えてきていますね。ですのでそういう技を学びに日本へ来る中国人の方も増えてきています。少し逆転しているなと感じました。日本の著名な先生たちが中国に教えに行くというケースも多くなっているようです。

ただ本当の昔からある鍼灸もまだまだ中国含めて世界にはあるので、今後も書店巡りや中国針灸の歴史を学んでいきたいと考えています。私的には現在の流行りの鍼灸ではなくて、昔からある古い鍼灸を探求していきたい気持ちが強いです。

私が中国に留学していた時の鍼事情

最近の鍼灸事情をみると私が学んでいた当時はまだ著名な先生方がおられたので環境としては恵まれていたのかなと感じます。鍼はもちろん太くて一気に刺すのが大事なのですが、留学当時は仲間と打ちあっていたのをよく覚えています。運よく私は鍼を実際に打てる医院でも研修できたので、今の私の鍼を打つスピードが速いのもその時の学びがあったからかもですね。適格な場所に素早く刺すということを何度も繰り返すのが鍼がうまくなるコツだなと感じます。

病院内ではまだまだ完全に使い捨ての時ではなかったものの、患者さんが自分の鍼をもってくるかたがいました。鍼を買い取って自分で管理するというシステムでした。それが嫌な方は滅菌を繰り返した鍼を使うのもありとのことでした。今では完全に使い捨てになっております。

ベット数が多いのも特徴で、一度鍼をしたら30分以上は置きっぱなしでした。長い方で1時間は置いていましたね。研究職の強い鍼灸師は電気鍼を多用していましたし、古典を意識した先生は少数穴の方もいましたが、多くの場合は決められた場所に毎回同じように打つというのが多くて、見学も3回ほどしたら飽きてしまうというのがありましたね。

また、鍼灸師もそれぞれ特徴があり、得意疾患が決まっている先生が多くて人気の先生は治療費は高かったですが、これは日本と同じで何かの病気に特化しているほうがその分野では技術も知識も一流になれるのでいまから鍼灸をする方はいずれは1つにこだわるのはおすすめではありますね。

私が中国に留学していた時の灸事情

中国でお灸といえばあまり印象はないです。日本では昔から直接お灸をするというのが主流でしたが、中国では直接おこなうのは見たことがありません。皮膚に火傷させてはいけないということだったんだと思います。ここの伝わり方が日本と違うところがまた面白いですね。

中国でお灸といえば灸頭鍼になります。鍼の頭の上にお灸を丸めてつけていき火をつけて鍼を温めたりしながら皮膚にも熱が伝わっていきすごく気持ちがいいものです。ただ弱点もあり、落ちる可能性があるのと、煙がすごいので煙ったくなります。とくに夏場は大変です。

また、私が修行していた曙光病院では附子でつくった台の上にお灸をするという附子灸ってのがありました。主に喘息や胃腸の悪い方へ背中にお灸をして温めます。

現在の私の鍼事情

私が留学後はしばらくは上海で学んだ鍼灸治療をおこなってきました。そのやり方も効果はあったものの、自分の想像していた治療法ではありませんでした。中国の昔からある秘伝的な鍼灸のやり方を職人的にやっていきたいという強い気持ちはずっと持ち続けていました。ある時、私が留学時には学ぶチャンスがなかった董氏奇穴治療を日本でも学ぶことができるという噂を聞きました。私が留学当時、その治療法の存在を台湾からの留学生から聞いていて、本を2冊買っていたんですが、ずっと書棚にて眠っていたのですが、ようやくやりたかった治療技術を学ぶチャンスを得れたのはラッキーでしかありません。令和元年から学びはじめ5年目にはいりますが、まだまだ奥深く、一生かけて学びながら臨床を続けていきたいと考えています。

 

すいだま療法(カッピング)について

私が留学を終えて日本で開業した時に非常に助けてもらった技術にすいだまがあります。現在ではYouTubeなどで少しはやってきている印象がありますが、このすいだまは古い歴史のある治療法であります。

吸玉(すいだま)両方は、主に背中や胸に真空状態にしたガラスのカップを吸着させることにより、毛細血管内に滞っている瘀血を排出する目的でデトックスとしておこなわれている民間療法です。昔はこの瘀血を外に排出させるのも目的で剃刀などで切ってからおこなっていたそうです。さすがに今では衛生的によくないですので個人的におこなうこともおすすめしておりません。あくまで皮膚上にうっ血させていくのが目的であります。

すいだまの弱点としては1週間ほど痕が残ることです、見た目的には痛そうな印象をうけますが痛みはほぼないのが通常です。ただし、皮膚のタイプですいだまが合わない方もいますのでそれは治療時にこちら側が良く確認しながらおこなっています。

鍼をした後にすいだまをするというやり方は、私の留学時代に上海地段医院にて教えてもらった方法です。鍼をしてから終わった後に竹でできたすいだまをしていました。火を中に入れて陰圧にしてパカっと引っ付けてました。特に膝の悪い方にすごく効果的な方法でした。毎日ベッドが足りなくて椅子に座って受ける方が多かったです。

今でも、慢性疲労の方やぎっくり腰や産後の育児疲労などでは積極的におこなっております。ある程度レベルが上がった今でも、このすいだまは多用していることからもおすすめではありますね。

また、タイで修業したヘルティカの池田も温カッピングとして、古来からあるすいだまを実践しておりますので女性専門の先生ですがおすすめしております。

 

推拿や気功について

推拿は3,000年以上の歴史があるといわれる中国の手技療法です。マッサージと整体が組み合わさった手技となります。まだ、院長が暇だった時に鍼の患者さんが来ずに毎日のようにこの推拿をやっていたのが思い出されます。

上海でも、毎日、推拿袋というお米を入れた袋に対して練習していました。毎日やっていたので身体に今でもしみついています。今ではやらなくなったものの、後輩の指導では手技の重要性を説いているので、当院でもできるだけ院長以外のスタッフでは手技ができるよう指導しております。

また、推拿と同じように毎日気功に関しても鍛錬しておりました。毎朝楊式太極拳をおこなったり、水墨画を学びに美術大学に通ったりして、今ではそのような修行をする方は少なかったんでしょう。他の鍼灸学生さんからは変な目で見られていたとおもいます。

私の水墨画の師匠からは、お前は鍼灸師になるのだから水墨画は下手でもいいと、でも毎日とりあえず書けといわれて、とりあえず毎日書いてました。水墨画の師匠からは昔の上手な鍼灸師は水墨画を学びに来ている方が多かったそうです。白と黒というのが鍼灸理論の陰陽と関係しているとのことで、鍼を打つだけでなく絵を学ぶのは間違っていないんだよといわれたのを思い出します。何度も書いて練習した松と鶴の水墨画から当院の院名も決まりました。

太極拳の師匠からも同じことを言われました。下手でもいいから雨の日でも毎日やれと。太極拳もうまくなることはなかったものの、毎日続けたおかげで何かを得たような気はしています。

漢方薬について

漢方薬とは

主に植物由来のものから作られていて、薬効成分があるのがわかっているものを上手に組み合わせることで作られています。主に煎じるという、お湯を沸騰させて煮だてる方法ででき、それを飲むという形になります。最近では丸薬になっていたり粉薬になっているものもあります。

中国に留学していた時も勉強がてら自分で生薬を買って煎じて飲んでいた時期があります。こんな感じで飲むんだと初めて体験でき、美味しくはなかったのですがなぜか身体に効いているのかまずくもなかったです。その後は大量に一つ一つの紙袋にはいっていたものから、現在ではすでに出来上がった生薬を組み合わせてできるので昔より保存も効くので飲みやすくなったなと感じてます。昔は大変でした。

生薬を組み合わせることで、さまざまな症状に効果がある

この組み合わせがポイントなんだと思います。有名な老中医の診察を見学したことがあるのですが、丹念に脈をみながらどのような組み合わせでいくか考えておられました。その先生は片方の脈しかみなかったんですが、今思えば脈状をしっかり見られていたのと、確認したいポイントが決まっていたのではと思っています。上手な先生であるほどこの辺りがすごいですね。脈をみれる先生が本物なのは間違いないです。

どうして自分で漢方薬を売らずに医師へ紹介しているのか?

私は中医薬大学を卒業し中医師の資格を得ましたが、もちろんその資格は日本にて医療行為ができる資格はありません。販売登録者を取得して薬店を開き漢方薬を販売することはできるのですが、使える漢方薬が限られるのと、薬店を開かなくてもそのレベルの漢方薬はネットで購入が簡単にできるんです。しかもそのほうが同じものであれば安いのです。私たちが漢方薬を売れば利益がいるので高く売らなければなりません。そういうことから安価で漢方薬を渡すには自分で売るのでなく売っているところを紹介すればいいという結論に至りました。

また、必要な方には漢方薬を処方できる医師への紹介もしております。どうしても薬局などで漢方薬を買うと高価になってしまいますので、保険調剤でも可能な医師からもらえる漢方薬がおすすめです。

漢方薬と健康食品・サプリメントの違い

当院では漢方薬を扱っていない代わりに必要な方にはサプリメントをおすすめしております。私もいろいろ試した結果、必要なサプリメントとして、血流が改善が期待できるナット―キナーゼ含有のNKCP、お米由来の乳酸菌であるケフィーラをおすすめしております。この2つは実際に院長が試した効果があったもので、順調に血液検査の数値もよくなってきてますし、メタボだった体型も減量に成功しております。コレステロールや脂肪肝など気になっている方はご相談ください。院長が実践している健康法を指導することも可能です。

卒業後におこなった中医学研修

2018年8月院長による上海中医学研修

今回の目的としては上海での鍼灸事情の調査が目的でした。鍼灸院4件、病院2件、マッサージ院1件、養生院1件と、3日しかありませんでしたが一気にまわってきました。

(今回は場所、個人名等はあげないでかいていきます。迷惑をかけないためでもあります。)

中国の治療家と交流していくうえでわかったことは、多くの先生が日本のやり方に興味を持つ方が多いという事でした。澤田流のことや美容鍼やお灸についてたくさん質問を受けました。

1件目は病院で鍼灸もおこなっているところで、普通に西洋医師と漢方医と鍼灸師がいます。そのなかで鍼灸を見学したのですが、私が留学していた時とさほどかわらずたくさんのベットに患者さんが寝て待つというスタイルで、多くの患者さんを1人の鍼灸師が治療していました。私も忙しかったので見学だけしてきたのですが、スピードが速いので、ほぼほぼ経験則と決まった治療穴に鍼をしている姿は日本でいう鍼灸接骨院での鍼灸治療に似ている感じでした。

スピードが速くて、安いです。ただ日本と違うのが治療をする先生がベテランの先生であるので上手です。ただ説明などの丁寧さにはどうしても欠けている印象です。

次に見学に行ったのは鍼灸院です。中国の鍼灸院では日本と違い漢方薬を普通に処方するところが違います。中医問診部という看板でしています。あと、まわった4件ともにいえることは、中が広いです。一人の先生が一部屋をもっています。基本初回は1対1で行い、2回目からは2~3台ベットで並べておこなうようでした。

4件とも初回だったので丁寧にみていただけました。まずは問診、そして治療と。その中の1件では漢方薬も1か月分処方していただきました。ゆっくり丁寧で治療するので治療費は初診料を含め高額な印象です。一般市民では手が出ないだろうなと思います。

患者さんには裕福な層や外国人が多いといわれてました。

最後にマッサージ店は上海で1番日本人が行く?というところにいきました。とりあえず内装は豪華で、施術する方はたくさんいました。男女均等にいまして20人くらいはいるのではと。最終日に行ったので疲れが溜まっていたので男性の方を選びました。丁寧に体と足をマッサージしていただきました。最後に蒸しタオルで拭いてくれるのですがそれが気持ちよかったですね。

ただ人気があるという事を考えても、もう少しレベルがあるかなと思っていましたが、かえって調べると治療家ランクもあるようでした。それは見ていませんでしたので、次回行くときは一番上のランクの施術家をと考えています。

今回歩いていて驚いたのは養生院という看板のところが増えたことです。日本でいうところのサロン的なところ、整体院みたいなでしょうか?いや、鍼灸院のような感覚も受けました。エステまではいかないイメージです。エステを意識しているところはSPAと書いているような感じでした。

養生院では普通のマッサージはもちろんのこと、経絡を意識したマッサージでリラクゼーションというよりは治療的なイメージのほうが強いです。

最上位に総合病院(日本でいうところの医師がおこなっている病院)

そして中医問診部(日本でいうところの漢方医院、漢方薬局、老舗鍼灸院)

それから養生院(日本でいうところの普通の鍼灸院、整体院)

そしてマッサージ、按摩院という形です(これは日本でも同じマッサージ店ですね)

この4つの流れができているのを今回の中国研修で感じました。

その中でも今後上海で伸びてきそうなのが養生院ではないかと思います。私も感じたのですが保険を使わないで自費でドクターの診察を受けると1000元以上かかります。ここに漢方薬などはいるとゆうに2000元以上超えます。

ですが養生院ですと300~500元くらいで受けれます。ですので彼らのレベルが上がることで上海の普通の市民が喜ぶのではないかと感じています。この養生院で働いている先生たちはかなり日本のやり方に興味を持っているようで、日本で勉強できないかとしきりに言われまして困りました。

 

最後に、院長が今であれば留学しているのか、しないのかについて

今、思うのは必ずしも留学はしなくても良かったと感じております。でもその当時は何が正解かわからなかったですし、留学時はお金はなかったので生活は苦しかったですが楽しい思い出でしかありません。ですが、絶対必要かといわれては必要ではなかったといえますね。

ですが遠回りをしたから今に気づけるということはあります。私が実践している董氏楊氏奇穴も留学していなければ、その存在に気づけなかったかもしれません。もし薬剤師になっていたら漢方薬を主にしていて鍼灸をしていなかったかもしれません。それを考えても留学したことは正解だったかなと感じますね。

最後に鍼灸学生さんにお勧めの勉強法などお伝えしますね。鍼灸の技術はぜひ董氏楊氏奇穴を学んでほしいと思います。ただ、この流派を学ぶ前には中医学の中でも基礎理論や診断学を先に学ぶとさらにわかりやすいと思います。また実際に鍼を打つということですが、太い鍼も細い鍼も両方ともできるようになっているのが理想です。どちらかに偏るよりも両方とも修練することで、その良さに気づくことができます。脈はわからないなりにも診る習慣をつけておくのも大事です。漢方薬は必ず学んだほうがいいとは言いません。ですが中医学を学ぶ上で知識としてはあったほうがいいですし、処方箋をみることができれば臨床の幅は広がるので実際に使う使わない別にして学ぶことをお勧めします。古典に関しては余裕があればみたらいいですが必ずしも必要とは思えません。推拿や整体などの手技療法は治療家の指を作るという面ではおすすめです。ですが強く刺激をすることで鍼灸師としての指でなくなることもあるので、治療家の手を作るという目的で学びいずれは鍼灸1本でできるようになるのが理想です。

まだまだ伝えたいものはありますが、ぜひいろんな角度から患者さんをみれるよういろいろ学んでみてください。逆にこういうのはどうですか?と聞いてくれても構いません。私も勉強になりますので是非教えてください。もし董氏楊氏奇穴を学びたい方は会をご紹介しますのでご連絡ください。

 

セルフケアの重要性について

中医学で大事になることは鍼灸治療の後、症状の原因で考えられるものや・治療について・今後についてどのように治療を受けるのかの説明をさせて頂きます。軽い症状の場合は説明は少なくしておりますが、聞きたい方はぜひお知らせください。時間をとってご説明します。

出来る限りみなさんに分かりやすく説明をさせて頂くようにしています。ご自身の身体のことについて深く知ることは、特に慢性症状で苦しんでいるかたの回復にとって大切なことです。もちろんそういう話を必要としない方のほうが多い印象ですのでその際は説明を省いておりますのでご安心ください。

まずは日常的な睡眠、食事、運動などの改善や、飲んでいる薬やストレスや人間関係についてもアドバイスしております。この時、あなたにあった治療計画もたてていきます。興味のある方はぜひ養生指導をお願いしますとお知らせください。

 

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松鶴堂鍼灸院

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