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五十肩・四十肩に対する鍼灸治療
(肩関節周囲炎・石灰沈着腱板炎・頚肩腕症候群などの治療も同様になります)

どうして五十肩と病院で診断されてすぐに良くなることをあきらめていたのに、1度の治療で大幅に痛みが改善するかたがいるのか?そういうケースが何度も普通におこるのか?当院は四十肩や五十肩からおこる痛みやしびれに対しての改善だけでなく、肩の動きの改善の治療も得意としております。鍼灸の怖い方にはできるだけ痛くなく治療する方法もありますので敏感な方も安心してご相談ください。

五十肩・四十肩について

五十肩は深部の筋肉にほとんどの原因があります。その深部に対してしっかりアプローチできるのか?
当院では以前はこの深部への治療を特殊鍼法と言っていました。特殊な長い鍼で深部を直接アプローチしていたのです。現在はさらに発展して直接痛みのある部分ではなくて手足のツボを使って治療することが増えてきました。

それによってしっかりと悪い原因部分を捉えることで、痛みが緩和していくことを感じることでしょう。ただ鍼をして電気を流したり、悪いポイントにしっかりアプローチできていなければよくなりません。力づくで肩を動かすような治療もただ悪化するだけでしょう。

ひどくなった五十肩は1度で治療は終了しないとは思いますが、何度か続けることでじわじわと改善していくことは感じてもらえると思います。まずは初めの1回目の治療で治っていく感覚を味わうことが大事です。全く変化しないのは今後の治療も期待できないのです。確かにひどい急性の五十肩もあるかもしれませんが9割以上の五十肩で来院される患者さんは1度の治療で効果を実感できるのが普通ですので安心してお越しいただけたらと思います。

ぜひ鍼灸による五十肩治療を体感していただけましたらと思います。

四十肩・五十肩の具体的な症状とは

  • 1
    肩周囲の前側や後川など様々な場所に痛みが出る
  • 2
    夜、就寝中に痛みで目が覚める、もしくは痛みで眠れない(夜間痛)
  • 3
    痛みによって肩関節の動きがつらくなる(可動域制限)
  • 4
    ひどくなると動きが悪いだけでなく、まったく動かなくなる(拘縮)
  • 5
    洗濯、家事、仕事などさまざまな日常生活ができなくなる

このような悩みの方が多く来られてます

  • 頭を洗いにくくなってきてる
  • 服を着替えるのが難しくなってきた
  • 腰まわりに手が届かなくなってきている
  • 高いところのものをとれなくなってきた
  • 薬が効かなくなってきた
  • すごく痛いのに病院ではすることはないといわれた
  • 1年我慢していれば治るといわれた
  • 車の運転に問題が出てきた
  • 仕事にも支障が出るようになってきた
  • 夜中に痛みで目が覚めることがある

当院に良くこられる肩関節の痛みの原因は

原因不明の筋肉性が原因による四十肩・五十肩(上腕二頭筋・腱板由来のもの)がほとんどになります。軽いときは肩関節周囲炎、頚肩腕症候群、疼痛性肩関節制動症、凍結肩、ひどくなれば肩関節拘縮、腱板損傷と呼ばれることもありますが、基本的にはこれといった異常がない場合は年齢をみて四十肩、五十肩と呼ばれるのが一般的です。病院でいわれた際にはこれといった原因はないと思ってください。

まれに以下のような病名がつけられます。烏口突起炎、上腕二頭筋長頭腱腱鞘炎、肩峰下滑液包炎、変形性腱板炎(外傷性腱板炎・腱板不全断裂)、石灰沈着性腱板炎、臼蓋上腕靭帯障害(不安定肩関節症)などです。肩関節専門の整形やスポーツ整形ではより細かく診断されることが多いです。

不適応の肩の痛みとしては、脊椎の腫瘍由来のもの、糖尿病末期、閉塞性動脈疾患などがあります。当院でも年間に数例病院に直行してもらうケースもありました。特徴としてはじっとしていての激痛であったり、夜に痛みで眠れない、これほど痛くなったことがないようなときは、まずは詳しく検査されますことをすすめております。ですが五十肩も急性の時は今まで感じたことのない痛みだと表現される患者さんも多いです。

四十肩・五十肩について

四十肩・五十肩には積極的な鍼灸治療が必要になります。肩が痛くて、すぐに治るかなと思っていたらだんだん肩があがらなくなったり、服の着脱や、物を持ったりするときに肩がズキッとするのはすでに五十肩になっているかもしれません。醜くなるとじっとしていてもズキズキうずきますし、寝ることもできないくらいにまでなる方もいる怖い症状です。すごい激痛でも、動かすときに少し痛いのもどちらも五十肩なので、病名で病の強さレベルを判断できないことも多いですね。

特に筋肉が固まってスジばって肩が上がらないというやつは早急に鍼をしてまずは関節が固まるのを防がなければなりません。またひどい激痛の場合には頚椎症でおこなわれる鍼麻酔方式による鍼治療も使う必要もあるので、鍼治療の方法もレベルに応じて変わってきます。

はじめのうちは筋肉や腱の問題なので早期に回復しますが、だんだんひどくなり関節に問題が及んでくると、固まってきて、1度固まってしまえばそれをはがすのは至難の業で2~3ヶ月程度の療養とリハビリと鍼治療が必要になり、治療期間中もある程度の痛みは続くので大変です。ただ改善してきたらあれって感じでよくなるのも特徴です。よくひどい痛みは尿管結石をたとえにあげられ石が流れると痛みは急速に緩まるのですが、肩関節も石灰沈着の場合は同じように石が骨や腱板に引っ付いている感じでそれが剥がれたら劇痛が治まるのではと推測もできます。

よくほっといたら1年で治るからとかいいますが、必ず1年で治る保障もないですしまた痛みは取れたが肩が上がらなくなったという話もよく聞きます。それは治ったといえるのでしょうか?痛みが消えても動かなくなるのは治っていないと考えたほうがいいでしょう。確かに針治療は硬くなった筋肉に針をしっかり打ち込むので治療中はある程度の痛みを伴いますが、痛いといいましても注射のような感じでなく、ずしんと重い響きですので普通に我慢はできる範囲内です。ただし敏感な患者さんも多くおられるのは事実そのあたりの刺激の調節が鍵になるので過敏な方もご安心くださいね。

はじめは痛みが気になることかと思いますが、でも実際は動かなくなることが大変です。今後一生肩の動きが悪い中で生きていかねばなりませんから。治せれるものはしっかり治しておく。時間はかかりますが確実に治るものですから。痛みが取れてきたからといって安心せず実はそこからが本当の治療なんだと思っていただけましたらです。

 

四十肩・五十肩のリハビリについて

治療だけでなくてリハビリも大事です。

多くの方は肩だけ見ているのですが、原因の多くにストレートネックや猫背までいろいろな原因が考えられます。治療後に痛みが取れてきたら、ぜひ動かしていきましょう。

五十肩の多くの原因として歪みや運動不足があるからです。急にやりすぎると元に戻りますので、ゆっくりとやっていくのがポイントです。肩が固まっているので、氷をイメージしながら、その氷の角を取って丸みを持たせるようなイメージで動かしていきます。決して強引に引っ張ったり、ぶら下がるのは厳禁です。

この角のようなものをとることで、夜中の激痛からまずは解放されることになります。それからはその丸みをもった氷自体を小さくしていくようなイメージで動かすことで肩の動きが滑らかになりより動かしやすくなっていきます。それを地味に繰り返すことで、完治を目指します。

まずは3回で激痛から解放、それから7回で鍼とリハビリを繰り替えし続けることで、計10回くらいを基本として完治までの最短距離を目指します。このリハビリが重要でして、五十肩の治療というのは実は痛みをある程度緩めてからが本当の治療の始まりといえます。

 

五十肩の適応・不適応について

肩関節にて変形など構造的な問題が発症してその変形の影響もありまずはその周囲のバランスが崩れてしまいます。それによってまたまわりがそれをかばったりすることでの影響によ神経痛など強い痛みの症状が出ているケースだと感じております。多くの五十肩で治りの悪いものは実は首と肩関節の問題が同時にでているケースが多いと持っています。例えば頸椎ヘルニアと上腕二頭筋腱炎などが同時にでているなどですね。更に多いのが背骨の歪みも同時にあります。元々ある脊椎のカーブがなくなってくることで神経を圧迫する可能性もありますが、身体を支えることができにくくなるので、背中・肩がつよくこってしまうという症状が出ます。また神経も過敏になるので、手がしびれたり痛くなるということもおこってきます。このような五十肩は外科的処置(手術など)はしなくても鍼灸にて治る可能性のあるものとなります。

ですので大事なのは今出ている症状が、

1、関節の変形など構造的原因で出ているのか?

2、変形など構造的問題もあるがゆがみなどほかの要因もあるのか?

3、五十肩といわれたけど全く変形など構造的な原因がなかった

など、それを考察していく事が非常に大事な選択です。

当院で3回治療することで3の原因であれば完治する方もいるでしょうし、2であっても症状の改善は狙えるものと思います。

ただただ経過観察だけしている場合は、2・3であったばあいは、早ければ何度か治療をしていると治っていたのに、経過観察中に筋肉はやせ細り、さらに固くなってきて、それが原因でさらに悪化し、外科的処置をしたが、2・3の理由が解決していなかったことで、症状が軽減することなく、さらに悪化してしまうという方を何人か見てきましたので、やはり何を選ぶとしても、鍼灸治療を早く開始するという選択を選ぶことが大事なんだと感じております。

ちゃんと病院で検査をしておくことで腫瘍や骨折などの完全な不適応を除外することで鍼治療を開始してみてください。石灰沈着は不適応とはいえるものの、あらかじめ私のほうで理解できてましたら血流を促す治療を強めて早く石灰が治るような治療を加えれるのでそれは適応となりえます。

四十肩・五十肩の鍼灸と整体治療について

五十肩とは別名肩関節周囲炎とも呼ばれていますが、ほとんどのかたはそういう病名は知らないでしょう。どうして五十肩と呼ばれるようになったかですが平均して50代前後に多く発症するからといわれております。最近では40代から起こる四十肩も増えてきてます。

ですので20代であれ80代であれ五十肩と言ったりもします。スマホの影響か最近は肩の痛みが若年化してきたなと感じます。20代の人に五十肩ですよというとショックを受けるので40代前半までは当院では腱鞘炎とか肩関節周囲炎と言いますがようは同じなのです。最近はスマホ肩とかと呼んだりもします。

症状としては肩が痛い、腕を上げれないという感じで急性期は夜の痛みまでもでます。でもたいていは何ヶ月かしたら自然に治るといわれているのですが10年以上も痛いという方もいますのでほっておかずに、早期の治療が必要となります。まずは痛みを半分にすることが大事で、そうしておけばまずあ最悪の状態は防げます。

治療をまったくせずともほっておいても治る場合もありますが、半分くらいはほっておくと確実に悪化しますので厄介です。悪化すれば鎮痛薬もきかないので当院でも3回で治るといえなく治療も10回以上かかりますので、なかなか患者さんの気力体力も続かず患者さん自身が途中で治療を継続するのを断念します。ですので悪化するまえに治されることをまずはおすすめします。

急性期では痛みが強く筋肉も痙攣しているので炎症が強く病院にいっても安静と痛み止めを指示されますが実はこの時期に鍼治療を開始したほうが良いのです。病院で鍼治療をしたいといっても反対されるでしょうが、実はこの時期での治療がポイントです。早期治療が早期回復につながります。医師に確認すれば多くの方は今はしないほうが良いといいますが、すいません、ここは譲れません。したほうが断然いいですね。

理由としてはこのまま放置しても痛みはとれていくのですが、安静にして動かさないから関節が固まり拘縮します。逆に病院で動かしなさいと指示されて悪化したりする人もいて厄介です。電気でゆるめて肩を強引に動かしてリハビリするのですが、ここの注意ポイントが当院の長年の実績かもしれませんね。具体的には言えないものの、鍼治療をしてどのくらいのリハビリなのか、患者さんが治るか悪化するか変わらないのかは治療と養生次第で大きく変わります。

慢性の五十肩の治療でも効果はありますがやはり治るまで時間がかかります。急性の痛いときはただの筋痙攣ですから筋の治療をすれば拘縮せずにすむからです。50代あたりでは筋肉も萎縮し関節も硬くなってきます。ですが気持ちは若いままで身体の手入れなどせず使いっぱなしにしていると肩関節自体不安定となり骨と骨が衝突したり骨と筋肉が引っ付くところで摩擦がおきます。それで肩関節に炎症が起こります。ゴルフをしている方に多いですね。

ですので急性期で1番大事なのは動かさないで安静にすることにより関節の炎症を少なくすることなのですがほっておいたら拘縮するから悪くなった筋肉や腱や関節周囲へ鍼を打ち早期に痙攣をとく必要がでてくるのです。

そうしておけば肩が上がらなくなるということはなくなります。急性期では安静と鍼治療を併用することで、まずはすごい痛みは軽減していくでしょう。まったく薬が効かないような慢性期になると少し話が変わります。すでに痛みの悪循環が形成されていますからそれを破壊するのに最低5~6回かかります。そして痛みをとるのに5~6回やっていくという感じです。肩関節がまた動くまでにはさらに治療が必要です。

慢性期でも薬で効果があるパターンはまだ状態が軽いので2~3回で治ることもあります。薬がまだ効いているかどうかがポイントになります。いわゆる悪循環があるかどうかがわかります。

 

わりかし激痛の急性期の五十肩に対する鍼治療について

急性期では筋肉の痙攣による炎症によってスタートしています。ではどの筋肉が痙攣をおこすかですが、だいたい2つにしぼられます。腕の力こぶができる三角筋・上腕二頭筋か、肩の中にある腱板と呼ばれる筋肉群です。三角筋のほうはある程度のはっきりした原因・症状があるので治療しやすいのですが、腱板の方は年令による変化によるものが多いのですが、なんの前触れもなく急に痛くなるのでびっくりします。

とくに石灰が沈着している場合は激痛をともないます。痛みが強いため早急に専門医にて診察を受け石灰によるものがあるかどうかはみてもらうべきです。私たちがおこなう鍼灸治療では石灰の存在で治療法が変わるからです。

上腕二頭筋によるもの、腱板によるもの筋肉の場所は違いますが治療方針は同じになります。まずは筋肉に鍼を打ち込み筋を和らげて疼痛を緩和することです。痛みが強い場合は通電をしたりお灸を加えるケースもあります。またアルコールの飲み過ぎや冷えなども関係するケースもありそちらの治療も必要となる場合もあります。

 

痛みが少ないが動きの悪い慢性期の五十肩の鍼治療について

急性期では該当する筋肉へしっかり鍼を打つだけで治っていくのですが慢性期にはいるとそうはいきません。ただ鍼を打つ程度ならすぐにぶりかえしてきます。ですので鍼を打ってからどうリハビリしていくか、鍼を打ってからさらにお灸もしっかりして根元を治していくか、鍼通電を行うことで一気に回復するケースもあるし、強めの鎮痛の穴を使うか?

つまり悪循環になっていますので単純にはいきません。鍼灸治療も週1回を1~2ヶ月くらいはかかるものと考えなければなりません。慢性期では痛みが主というより運動制限が主となります。急性期にしっかりとした治療を受けていないで放置していた場合、何ヶ月かたった後痛みはとれたが肩があがらなくなったという事があります。

痛いのであがらないということなら痛みをとればいいのですが痛くはないがあがらないというものは少し厄介になります。治療の基本は針をして、そして関節周囲を緩めた後自宅にて動かしていくことです。繰り返しおこなうことでゆっくりと肩の動きがよくなってきます。ただリハビリをしすぎると痛みが悪化する時もありその場合はまずは安静にしながらから治療をはじめていきます。

 

石灰沈着性腱板炎・腱板損傷の鍼灸治療について

石灰沈着の場合は鍼灸が第1段階の治療ではないです。薬などで治療するのが初期対応なので、まずは病院でしっかり治療が必要です。それが緩和してきているのに痛みが取れない場合はとくに早期に鍼灸治療を併用して早い段階からはじめることもお勧めです。まずは血流をよくしながら薬の効きが上がっていく方法もあるので薬を飲みながら鍼を受けることも大事になります。

そして痛みを取りながら、動かしていくというのが大事になります。リハビリメインの鍼治療といえます。それにより少しづつ回復してきますので焦らず続けましょう。まずは炎症を取り除きます。もちろん痛みも取っていくのが大事です。安静時での痛みというのはかなりひどいので、まずは動かさないで、リハビリをしないで治療していきます。痛みが取れてくると動かしながらの治療が開始になります。

動かすことで悪いところがさらにわかってきます。その痛みを取りながらリハビリすることで、治りがさらに良くなりますので是非リハビリを頑張ってほしいと思います。

また、石灰はあったとしてそれが治った後も肩が痛いというケースもあります。このケースでは肩の痛みの直接原因は石灰ではなかったとも言えます。こういうのもあるのでやはり鍼灸治療の開始は早くにおこなったほうが予後がいいといえますね。

 

どうして医師は鍼灸を受けることに反対するのか?

本当にそのかたに鍼灸技術はあるのか?

間違った鍼灸技術では?

鍼灸師側の原因で四十肩・五十肩が悪化するパターンも私は多いと感じるので、医師が鍼灸を受けるのに反対するのもあながち間違っていないと感じます。よくあるのが悪そうなところに鍼をしての電気鍼とか、太い鍼を頭にぶすぶすたくさん打っての局所への過剰刺激、鍼灸院でないところで受けた鍼灸治療、またちゃんとした師匠から学んだ方ならいいかもですが、鍼灸学校だけでの勉強の方や我流でしている方が多いので注意してほしいところです。薬を飲んでる方など重度の四十肩・五十肩の方へ、臨床経験が少ない先生の治療は決しておすすめはしておりません。

 

患者さんへの間違った治療計画とセルフケア

高価なサプリメントは必要なのか

当院に来る前に行っていた治療院で指導されていた治療計画によって、症状が悪化している方がいます。特に初回はすごく安くて丁寧に治療をして高額な回数券を売り、2回目以降は手を抜くようなやり方でおこなうところがあると聞いたことがあります。五十肩は治るのに時間がかかりやすいので回数券が売りやすいのです。

また、高価なサプリメントや枕などをすすめられた方は注意ください。そのサプリメントがあなたの症状を改善できるかは関係なく商売として販売しているところもあります。大事なことはあなたに合ったセルフケアをご指導することです。当院では希望された方にセルフケアの指導もおこなっております。実はここが一番重要なのかなとも思っています。ただし、セルフケアを希望されない方もいます。その場合は最低限の助言をすることを意識しております。

良くなった方は医師には言わない

鍼灸はやめておいたほうがいいです

私たちもそうですし、医師もそうですが、良くなった情報を聞くことは稀です。例えば患者さんも医師での治療で治ったわけでないのに鍼灸で治ったとはなかなか言えるものではありません。ですので、悪くなった人だけが医師にすがるように言われます。これは逆もしかりです。鍼灸をして悪くなったという情報しか耳に入らなければ鍼灸の知識のない医師なら受けないほうがいいというのは普通のことだと思ってください。

でも実際は当院ではほとんどの方がよくなっているのです。早期に治療ができれば普通に改善するので医師に反対されても安心して来院してください。ただし、理由があって今の時期は鍼灸はよくないといわれていることもあるのでその際は当院にご相談ください。何を目的で鍼灸をするのかによって変わります

 

四十肩・五十肩の鍼灸治療についての特徴

その方に合った刺激による鍼灸治療

軽い痛みや急性の痛みなどは普通に鍼治療をしていけば、普通に改善していくでしょう。早く治したいという要望がない限りわざわざ鍼に来る方も少ないとは思います。よほど鍼のファン患者さんでない限り、施術法はマッサージでも接骨院でも何を選んでも特に問題はないものと思っています。

ですが、頑固になってどこに行っても効果がないような四十肩・五十肩にまでなってしまったら話は変わっていきます。当院ではひどい方には遠隔施術という、痛いところに直接打つのでなく、遠く離れた場所に打つことで痛みを緩和していきます。

 

董氏楊氏奇穴

強い痛みを抑えるためには鍼灸施術もレベルをあげてやる必要が出てきます。

当院は董氏楊氏奇穴という他院ではおこなわれていない特別な鍼灸施術があります。ですので本当に痛みや痺れで困っていてどうにかしたいとお考えの方は必ず院長の指名にてお受けください。

 

すいだま(カッピング)

慢性疲労の強い方や、肩の痛みなど痛みの強い方などに当院ではまずはすいだま(カッピング)をしてみて効果を確認してみることがあります。

ただ、かなり好みの問題もあります。皮膚のタイプによってはしないほうがいい方もいますので、気になる場合は事前にお知らせください。

また1度することで、効果もはっきりわかることから、2回目からはしない方もでてきますので、特に他院ですいだまをしたことがあり、そのときによくなかった経験のある場合はおしらせください。

特に肩の動きの回復に有効です。

四十肩・五十肩を調整する養生指導

栄養・睡眠・運動・入浴指導

痛みで大事なのはやはり運動になってくると思います。多くのかたは痛みが強くて動かすことも、苦痛すぎる場合もあるでしょう。その場合は無理をしないである程度痛みが緩和してから勧めるケースもあります。痛みの強い場合は休息が必要です。仕事量などを減らしてまずは体の回復を待ちましょう。

そして回復後はもちろん自宅で動かしてもらいながら鍼灸を併用して回復が早くなるようにしていきますし、リハビリ鍼灸といってますが、もちろんそのほうが回復も早くなるし、施術回数も少なくなってきます。肩の拘縮がひどく動かない方は必衰になりますね。

 

ストレスやリラックスのバランス

痛みが強いだけでストレスは強くなることでしょう。じっとしていても痛い方はなおさらです。睡眠不足にもなりますし、薬も効かない方も多いです。

ですが、何か楽しいことなどしているときは痛みが和らぐという方も多いです。それに関しては調べておいて1日1回はストレスを軽減させ調子のよい時を作っておくのも大事になります。

 

漢方薬やサプリメント

痛みが強いときは薬も効くことが少ないかと思います。本当にひどい方はまずは薬の効きをよくするための施術も初めのほうでは必要になります。

鍼灸によって血流が良くなることで、薬の吸収が良くなったり、薬の代謝が良くなったりすることで、薬の良いところが残りますので効果が高まるのです。

もちろん体調も良くなっているわけですから、薬の効きが良いということは治っていく流れになっています。もちろん漢方薬も同じです。

 

四十肩・五十肩の鍼灸施術の流れ

施術メニューの流れをご紹介します。

電話かLINEでお問合せ

まずは自分の痛みやしびれが鍼灸の適応かどうかの確認になります。もちろん緊急性の場合は病院へ行かなければならないのですが、ふだん感じたことのない初めての痛みや痺れであり、痛み以外にも吐き気やめまいなど変な症状も併用してたらまよわず病院へ行ってください。

もちろん技術としての対応はできるのでくるのはいいのですが、どのような状況かは必ずお伝えください。急いでなければ少し落ち着いてから来ていただくと間違いはないです。

女性患者さんの場合はできましたら肩の出やすいシャツなどを持ってきて
いただくと脱がれる必要もありませんので恥ずかしい方などは
必ず肩の出やすいシャツなど持参ください。

恥ずかしくない場合や男性の場合はタオルで隠しておこなっています。

もちろん女性鍼灸師も在籍しておりますので、五十肩がまだ軽度で
したら女性施術家をご指名いただきましたらと思います。

 

10分前の来院をお願いします

痛みの施術で来る方は、こちらとしてもなるべく痛みをとった段階で終わりたいので、時間的にしっかり余裕をもってきてもらいたいです。あらかじめ渋滞するかもと予測したうえで向かっていただけましたらたすかります。

 

問診・カウンセリング

鍼灸の適応なのか、適応でないのかを見極めないといけません。多くの場合は慢性であり、頑固なので、いろんなところに行っては検査したり治療されたりしているのでこちらも安心なのですが、まったくこういうところに来るのが初めての場合はしっかり見極めないといけないです。

もちろん必要であれば病院への受診を先にすすめることもあります。

 

鍼灸施術を始めます

目標としてはもちろんですが、痛みやしびれの改善になります。ほぼ全員になりますが患者さんがうちに求めているのは痛みを取り除いてほしいということになるかと思います。

鍼灸という少し怖いと思われている方法に自分からくるわけですから、こちら側としてもしっかり結果が出てくるようにやっていきます。

 

施術後のご説明

痛みの施術はいろんなパターンを出します。多くの症状の軽い方は、そのままゆっくりと痛みが取れてきてそのまま治るでしょう。3回程度の施術で終了となります。

難しいケースではよかったり悪かったりを繰り返しつつも治ってきますので3~6回くらいで終了となるでしょう。どちらのケースでもいえるのですが、痛くなった原因も追究していきたいですので、少し間をあけながら終了を目指していきますし、治ってからも1~3か月に1度くらいのメンテナンスをお勧めしております。イメージとしては歯医者の歯石とりでしょうか。

さてもちろんですが本当に難しい方も来ます。なかなか改善もしにくいですが当院でおこなっている董氏楊氏奇穴なら改善の可能性もあります。10回以上かかるでしょうし、完全に治るかはわかりませんが試す価値はじゅうぶんあると思います。お試しください。

大事なことは、とりあえず痛みの強いときは動かさないで安静にしてみる、あせってリハビリして無理に動かすことで悪化する方も多く来られます。痛みが落ち着いてから、リハビリをはじめてもらえればです。とくにぶら下がりや、強く引き裂いたり、引っ張るようなことをして夜間痛が強まった方を多く見てきました。強く動かしたい気持ちはおいておき、焦らずじっくり治せば治っていきます。

 

四十肩・五十肩の鍼灸施術を利用された事例

とりあえず夜は寝れるようになった

五十肩の患者さんから 院長の鍼灸治療

私は肩がいたくて腕が上がりませんでした。

最近では反対の肩もいたくなるわ、夜も痛みで目が覚めるわ、と最悪な状態が続きました。

整形ではレントゲンとられ湿布出されて、マッサージではひたすら強くもまれて・・・余計にひどくなりました。

そして前から噂を聞いていた針治療に挑戦しました。初めの3回はそれほど効果の実感はしなかったですが、とりあえず夜は寝れるようになったので信用できました。

今ではずいぶんと上がるまでに回復して、今は後ろにあげるときに痛みがあります。もう少し完治までは時間かかりそうですが満足です。

 

好きなゴルフができます

五十肩の患者さん 院長の鍼灸の治療

長年、五十肩に悩んでいましたが、妻に勧められて受診しました。鍼治療初めてのことで心配でしたが、岩崎先生の体質に合った鍼の加減でストレス無く治療を受けることが出来ました。今では完治して好きなゴルフのハンディアップを目指しています。

岩崎先生に感謝です

 

痛みがすぐに和らぎました

四十肩の患者さん 院長の鍼灸治療

整形外科で、四十肩の初期だけど痛みがないからなるべく動かした方がいいと言われ、朝晩ストレッチをしていたら、1ヶ月程してじっとしていても痛くなり、夜中も痛みで起きるようになったので、こちらでとにかく痛みをとってもらおうと鍼治療に伺いました。

以前、肩こりがひどい時に友人から紹介されて来たことがあり、痛みに対して鍼が即効性があるのは知っていました。今回も痛みがすぐに和らいだので、とても助かりました。これからは痛みに注意しながら上手にリハビリするようにと指導もしてもらえ、とても心強く感じました。また治療中に咳き込んでいたら、アレルギーに効くツボにも鍼を刺してもらい、嘘のように咳が止まったのには驚きました。とても頼りになる治療院です。
 

劇的に効きました

五十肩の患者さん 院長の鍼灸治療

岩崎先生に五十肩にてで鍼をうってもらってます。先生は問診は少なめで検査という検査もしないのですが、経験上?悪いところがわかるようです。指で触って悪いところをさぐるのが検査のようで、いつも的確なところを探されるのでそのたびびっくりすることがおおいです。簡単なのは悪いところに打ってもなおるのでしょうが、私の場合は1回目は効果がなかったのですが、2回目には別の方法でしてもらい劇的に効きました。

それ以来は、いつもぎっくり腰とか1度でなおしてもらってます。いろんな体質の方がいるらしく、1度そのかたのタイプを見極めれば毎回1度でいけることがほとんどのようです。鍼灸や整体の業界でも有名な先生らしくいつも感心しています。ありがとうございます

腕がかなり楽に動くように

五十肩の患者さんから 院長の鍼灸治療

五十肩で整形外科に行ってリハビリをしたところ、関節まで痛みが拡がって、ゆっくり眠れない状態でした。

関節の炎症が治まってから、治療に通い始めました。

院長先生の治療を週に1回のペースで4回ほど受けましたが、腕がかなり楽に動くようになりました。まだ関節と腕の筋肉に若干の違和感はありますが、痛みはなくなっていますので、先生に相談しながら、もう少し治療を続けたいと思います。

先生、よろしくお願い致します。

 

3回で治るまでに回復

五十肩の患者さん 院長の鍼灸の治療

腕を上げると肩に痛みがでていましたが、1回目の肩、肩甲骨への針治療で痛みが半分になりました。その後、回復に向かいの二の腕に痛みが出て、二の腕、肩へ針治療をしました。3回目の治療でほぼ治る見込みです。

行ってよかったです。

 

3回で痛みは半減しました

五十肩の患者さんから 院長の鍼灸治療

1月頃から右腕、肩が痛みだし手が上げられないほどでした。しばらく我慢してましたが痛みはなくならず、3月下旬に院長先生の治療を受けました。鍼治療は初めてで少々緊張しましたが、鍼を刺すとき嫌な痛みは全くなくリラックスして治療を受ける事ができました。

正確な手際よい治療で現在3回ほど通いましたが 、最初に比べて痛みは半減しました。腕もだいぶ上がるようになりました。

治療院の場所も広島駅からほど近い便利なところですし、院内も清潔です。

完治するまでもうしばらくお世話になろうと思っています。

 

いかがでしょうか。

このように、当院の頑固な四十肩・五十肩の鍼灸施術なら、社会復帰や早期回復などが実現できます。
施術に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。

当院では四十肩・五十肩治療を開業当初から得意領域に決めましてすでに25年以上がすぎました。開業当初は結果を求めすぎて強い刺激にての治療が多かったように思えます。逆に若さからか即効的治癒率も高かったような気がしております。当時は太い中国針を多用していましてかなり効果はありましたがその分効果がでなかったことも多かったように思います。

現在は修正に修正を重ねて改良をかさねできるだけ痛くなく弱い刺激で早く的確に治すように心がけるようになりました。即効を求めすぎて1~2度で治すことは以前に比べて逆に減りましたが確実に3回目以上の統計を見ると以前よりは効果率は確実に毎年あがっています。5回以上来院されました統計ではさらにはっきりとした効果がでています。

患者さんも四十肩・五十肩が治ったと、驚くことが多いほどです。治療家としては即効で治そうとする姿勢が大事なのはもちろんですがさらに大事なのは患者さんの状態をよく把握しそのかたにあった治療法や治療期間を考えることも大事だと思うのです。

治療家と患者さんがすこし力を抜きどちらとも余裕をもって治療をおこなうことで治療効果もあがるんだということが経験をつむことで25年以上たってわかりました。

ただ自分にとって五十肩治療は生涯にわたる永遠のテーマであることに変わりはなく患者さんに喜んでいただけますようさらに日々臨床を深めていきたいと思っています。

 
四十肩・五十肩に対する思い
 
最後に私の体験談を話そうと思います。実は私も45歳くらいの時に肩の痛みがでたことがありました。はじめは右にでて強い痛みが2か月ほどたち、いろいろ治療をして治り、今度は左にでて、これが厄介でした。自分で鍼治療するのですがやはり自分で自分に打つというのは打てない場所もありますしやりにくいものです。完全に治すのに半年くらいかかりましたが、今では完全に治すことができました。
 
自分でやってみて思うのは治療回数は最終的には片方の肩で10回くらい、あわせて20回くらいはかかりました。患者さんにはいろいろなところに鍼ができるので10~20くらいの感覚ですね。結局治すことができたのも定期的に週2で打ってたからかもしれません。
 
やはり早い段階でしっかり治療をすること。自分の身体をもってよく理解できました。

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松鶴堂鍼灸院

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