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脳卒中後遺症(脳出血・脳梗塞)の鍼灸治療

急に半身が動きにくくなります

脳卒中後遺症への治療の考え方

寝たきりの原因ともいわれる脳卒中後遺症についてこのページでは説明していきたいと思います。歩行具であったり、杖であったり車椅子であったりと多くの方が後遺症に悩まれていることかと思います。

当院でも多くの方が来られていますが、早期に週2回集中した治療を続けている方ではかなりの回復が見られた方がおられました。

●発症後なるべく早くに治療を開始すること

●週2回の治療は必衰であること、そして最低3か月はおこなうこと

●なるべくリハビリは頑張ること、特に歩行と手を使う行為

●刺激はなるべくギリギリまで我慢すること、弱めより強いほうが効果的

●自分のことはできるだけ自分でおこなう事

●食事や睡眠など過去のおこないなど反省し、前向きに進んでいくこと

この辺りが大事だと思うのと、実践されている方は杖や歩行具がとれて自力歩行できるまで回復された方も多いです。どこまでが完治かは人それぞれかと思いますが、その方がまずはできるだけ回復できるよう鍼刺激はしっかり行っていきたいと考えています。

治療をするうえで大事な改善ポイント

●関節の拘縮やこわばりで、とくに手首や指、そして足首などの末梢のポイント、しっかり鍼を打つことが大事なのと、自宅でのリハビリもしっかり行い、家族の方が他動的に動かすことも大事になりますので病院で理学療法士さんがやっているところをしっかり見て覚えて自宅でもしてあげる気持ちが大事です。

●筋肉の萎縮や痙攣の改善も必衰です、これにより動かしやすくなるのでリハビリのレベルが上がります。ここは鍼治療でも大事になるポイントです。痛いくらいに鍼をしっかりおこなっています。自宅での家族がおこなうマッサージも有効です。

脳卒中とは

脳の血管が高血圧などで血管がもろくなり破れる脳出血と、脳の血管が動脈硬化などで詰まってしまう脳梗塞やどこかにてできた血栓が脳に飛んできてつまる脳塞栓などに分かれます。

どちらにしても末梢に血液や栄養が行き届かなくなることで、身体機能や言語機能などの脳の働きが損傷することによっておこり、脳卒中や脳血管障害などとも呼ばれております。

脳卒中の症状として

当院でよく問い合わせなどがあったり、実際に治療院に来てからすぐに病院に回す症状があります。もちろん早期発見が大事な症状であり、症状を甘く見ずに、ぜひ脳神経外科に行ってみてほしいと考えています。

●激しい頭痛、普段から頭痛がある方の場合は、普段ある頭痛とは違う種類の頭痛がある場合、その多くはガンガンする痛みと表現するケースもあります。

●吐き気を伴う、これも普段からある場合は別ですが、普段はないのに気持ち悪く吐きたくなる場合など

●上手に話せない、ろれつが回らないという表現をする方も、話そうとしているのにうまく話せないのがポイントです。また相手の話を理解できない方もいます。構音障害。

●箸を使えない、いつもより手先が動かず、物をおとしたりします。

●立ち上がれない、ふらふらする、まっすぐ歩けないなど

●片目が見えにくい、一時的に何も見えなくなる、物が二重に見えるという複視

●中には半身の痺れや、顔の痺れを感じる方もいます。

上記のような症状がある時は迷わずまずは病院へ行ってください。一度行ったことがある方も、別の病院へもう一度通うこともおすすめしております。

脳卒中になりやすいタイプとして

●高血圧

もともと、遺伝的に高めの方は若い年齢でも脳卒中になる方もいますのでコントロールが大事です。生活習慣の乱れで血圧が高い方はもちろん服薬が大事なのですが、生活習慣の改善はもっと大事になります。末梢血管で調べる動脈硬化の検査などをうけて、どのくらいのレベルか知ってから、ぜひセルフケアをはじめてほしいと考えています。

●糖尿病

これも高血圧同様、遺伝的なものは若いときからコントロールが必要です。糖尿病は血管や神経を劣化してしまう病気のため、血管がもろくなり破れやすくなります。もちろん血糖値の調整も大事ですし、一日の変動である血糖値サージも確認すべきです。

●LDLコレステロール、中性脂肪、脂肪肝

これら3つの状態があれば血管が詰まりやすいタイプといえます。特に悪玉と呼ばれるLDLコレステロールが高い人は注意ですし、LH比が高い方も生活を見直すべきといわれています。食べる順番を意識したり、普段の生活からまずはみなおしていくことをすすめます。

●不整脈、心房細動

心臓で生じた血栓が脳血管を詰まらせてしまうケースもあります。元々高血圧であったり心臓肥大であったりするかたは注意がいります。これも同じくLDLコレステロールが大事になってくるのでやはり食生活を中心とした見直しが必要です。

回復期のリハビリ

急性期では廃用症候群を防ぐための病院内でおこなうリハビリが中心のため、私たち鍼灸師がおこなうとすれば退院後にする回復期でのリハビリとなります。通常は半年後からおこなうことが多いのですが、なるべく早くに退院されたら早くにはじめたい意向があります。どうしても関節拘縮などは早めの治療が大事だと思うからです。もちろん血圧などの安定などもありますのでリハビリ強度はあげれないものの、鍼灸治療は問題ないのでなるべく安静にといわれるでしょうが、ぜひ鍼灸はリハビリとは別物の認識でおこなっていただければと思います。

 

どうして脳卒中後遺症には鍼灸をすすめるのか?

鍼灸にはただ筋肉を緩めるという作用でなくて、関節拘縮にも効果があったり、自律神経にもよいことから、いろんな症状の緩和が期待できるという点があります。もちろん鍼灸師の技術レベルに応じてとなります。当院でもたくさんスタッフがいますが、脳卒中には院長のみが対応しています。

また、一番の鍼灸のおすすめの点は、リハビリがしやすい状態にもっていくということです。このあyたりはリハビリをする理学療法士さんにも気づいていただけるほど鍼灸の効果を実感できると思います。

ですのでただ鍼灸をすすめるというよりは、脳卒中の治療ができる鍼灸師の鍼灸を受けるというのが第zです。特徴としては中国で修業した経験があるのはおすすめしています。あとはある程度強い刺激が上手な先生も大事です。中国でおこなわれている醒脳開竅法という治療法や、私がおこなっている董氏楊氏奇穴などの治療法ができる先生ならなおおすすめになります。

また、もちろんなのですが高血圧や糖尿病などのコントロールは必衰です。一度なった病気はやはり再発もしやすいといわれています。やはり生活習慣の改善は大事です。またこれも患者さんの悩みで多いのですが、降圧剤や睡眠薬や高脂血症の薬などをたくさん飲み過ぎて体調を崩す患者さんが多いのも事実です。コントロールも大事ですが、コントロールしすぎるのもどうなのかなと感じることもあります。特に起立性低血圧やめまいなどで苦しんでいる方も多いのでそのケアも鍼灸でおこなうことも多いので、ただ後遺症で悩んでいるだけでなく薬の副作用で悩んでいる方にも鍼灸は有効だなと日々感じております。

 

このような悩みの方が多く来られてます

  • とりあえず進行しているこの状態を止めたい
  • 病院だけでの治療では改善しない可能性があることを知っている
  • 病院ではこれ以上の改善は難しいといわれた、経過観察のみである
  • 一生付き合っていくしかないのでいろいろ考えていたほうがいいといわれた
  • 歩行だけはなんとか維持していきたい
  • 手が震えて箸が持ちにくくなってきた

脳出血後遺症に対して

脳出血後遺症の鍼灸治療について

脳出血とは脳内の血管が何らかの原因で破れ、脳の中で出血が起こった状態をいいます。脳出血が起こると意識障害、運動麻痺、感覚障害などの症状が現れます。血腫(血のかたまり)が大きくなると頭蓋内圧が高くなって脳ヘルニアをを起こし、重い場合死に至ることがあります。

脳出血は軽度であれば適切な処置をすれば治りますが、治療のタイミングが遅れたり、症状が重い場合は、運動障害や認知症などの後遺症が残る場合があります。

鍼灸治療では脳出血の後遺症は得意とする分野で、中国では脳出血後遺症に対し鍼灸治療が広く行われており、改善するケースが多く報告されています。そして早期に治療を始めることにより改善の確率が高まります。ですので、できるだけ早めに治療を始められることをおすすめします。また、脳出血の多くは高血圧による動脈硬化が原因しているといわれますので、脳出血を未然に防ぐために体質改善などバランスの良い身体作りをしておくことも大切です。

脳出血の後遺症や、体質などの不安でお悩みの方は一度ご相談ください。

 

脳卒中後遺症と中国鍼について

脳卒中後遺症に対する中国鍼灸治療について

基本は週1回の治療にて鍼治療と自宅リハが基本となります。また歩行困難などありますならご自宅での訪問針灸と当院の治療を混ぜることもおすすめのやりかたです。

中国では脳卒中になった多くの方が後遺症の改善のため鍼灸治療を受けられます。中国の場合は入院しながら緊急性がなくなればすぐに入院先にて鍼治療を始めます。

早ければ発症して1週間には・・・日本ではそういう施設が少ないためすぐに鍼灸治療を受けることができませんので、退院後に当院へ来院していただくことになりますのではやければ1ヶ月後から治療開始していきます。

当院でも嚥下障害や言語障害や片麻痺症状に対する鍼治療をおこなっているのですが発症して3ヶ月以内であり中国鍼を使えたら急速に回復するケースもでています。また半年以上たった場合も完治とまではいかなくても目に見えるほどの回復をするケースも珍しくなく、ぜひ後遺症のリハビリの1つに鍼灸治療をいれてみればどうかと思っています。

ただし1年以上たった場合目にみえた回復は望みにくいです。当院では頭針を中心に手足の陽明経をとって治療にあたっています。また当院の特徴として座ったまま首や腰に打つ方法をとりいれています。手足のふるえや痙攣などは座ったままのほうが効果的ではないかと感じています。

私は頭鍼は上海中医薬大学付属の曙光病院と鍼灸経絡研究所で学びました。パーキンソン病と脳卒中後遺症の患者さんに毎日のように頭部へと針を打っていました。特に7、8のラインに多くうちます。私の老師は頭だけでなく後頚部にも針を打てばさらによいといってましたので当院でも頭針に頚部の針をプラスしています。

通常はそこに置針を長めにします。それによって血液循環がよくなり脳卒中によってダメージを受けた部分の循環がよくなり回復するという理論です。リハビリの1つとして試す価値は十分あると中国での臨床で感じた治療法の1つであります。

 

言語障害、構音障害、失語症と中国鍼について

言語障害、失語症について

失語症とは言語障害の一つで、脳の言語中枢という言葉を発する機能を司っている場所が、何らかの損傷を受けることによって、言語を操る能力に障害が残った状態をいいます。具体的にどういう状態かと言うと、自分の中で言いたい言葉が浮かんでこなかったり、思ったことと違う言葉を口にしてしまうなどが症状として挙げられます。

そして脳の中には「しゃもじ」といった言葉そのものを貯槽している言葉の倉庫のような場所と、「しゃもじ」がどのような意味なのかという事を理解しそれを貯蔵している倉庫のような場所と2つあります。

私たちが話そうとするとき、その倉庫の中に眠っている膨大な量の言葉から引っ張り出して話すことができるわけですが、それはしゃもじという言葉の意味が理解できているからこそ、頭の中で表現したい思いとぴったりの言葉を選んで喋ることができているのです。

しかし失語症になると、この言葉の引き出しと意味の引き出しの繋がりが崩壊してしまうため、頭の中では分かっていても、言葉の意味の倉庫に対応していない言葉を口に出したり、言葉の倉庫から適切な言葉を快適に探すことが難しくなってしまいます。

そのため言いたい言葉が思い浮かばずに何も言えなくなったり、「しゃもじ」と言いたいのに「ごはん」と言ってしまうような事が起こるのです。

失語症の鍼灸治療について

今現在で失語症のリハビリに行き詰まりを感じている方は鍼灸治療を試みてはいかがでしょうか。

失語症患者への鍼灸治療の効果を数例確認しており、実際に脳の血流を測定する機械によって測定をすると、脳の働きが鍼の刺激によって活発になる症例も報告されています。

当院では言語の機能に相当する頭皮に鍼を打って頭部の血流を促進させます。刺激や治療法は患者さんと相談しながらアプローチを組み立てていきます。炎症を取るツボとしては耳や後頭部も有効です。

またのど周囲の血流を促すことも大事です。のどは手首足首周囲にツボがあります。血流増大するツボに治療していきます。少しづつ声が出やすくなります。それに伴ってのどの粘膜の修復を促すツボも考えていく事になります。

この失語症のリハビリは一日でも早く取り組むことが改善への大きな近道となります。病院でのリハビリにうまく効果が感じられずに相談がくる方も効果を表しております。

ただ鍼灸治療のみに偏るのではなく、病院でのリハビリを併用しながら通院される事をおすすめします。当院での鍼治療や失語症について気になる方がいれば、ご相談いただければと思います。

声が出にくい時はむりやり出そうとするよりは少しづつだしていく方法を取ります。出そうとすればするほど、声枯れしたり、変な声がでたり、音量は出るようになるとは思うのですが声質はかわるかと感じています。焦って出そうとするよりも少しづつ声質を保ちながら音量を上げていく感じがベストです。

そのきっかけとして治療をする事ですこしづつ話すポイントが動いてくるようで治っていくためのきっかけにするというのが一つ目の目的であります。刺激を与える事でそれが動きだすとというのが最大の目的であります。

声がでなくてお困りの方は一度ご相談ください。

 

小児麻痺(脳性麻痺)と中国鍼について

小児麻痺・脳性麻痺について

受精から生後4週間までに脳に受けた何らかの障害による「姿勢や運動の麻痺」を言います。 出生後の健康診断時に運動発達の異常で発見されるケースが殆んどです。 生後半年頃までは異常な運動と姿勢関節の拘縮、首の座りが遅いなどが見られます。

原因としては、

●胎生期の原因による脳性麻痺

●脳の発育過程で問題が生じる脳形成異常

●脳出血

●虚血性脳障害

症状としては、

●手足の痙直・麻痺

●不随運動・運動失調

鍼灸整体治療では 身体の成長する力治ろうとする力を高める治療を行っていきます。開始から5回まではなるべく間隔をあけないで治療して その後は様子を見ながら間隔をあけて治療をしていきます。

鍼灸整体はリハビリや他の治療との相乗効果が期待できますので安心して治療を受けてもらえます。筋肉や関節の拘縮を取ることを目的としております。可能ならマヒしている手足の動きをよくしたり、ふだんしているリハビリがさらにすすむようなお手伝いなどもしております。

鍼治療なので多少の刺激は必要です。年齢によりますが、その子の我慢できる範囲内で治療をしたいところです。敏感な子のほうがよく効きます。鍼が嫌だという子のほうが反応がいいのですね。鍼治療をしたら必ずご褒美としてその子の好きなことをしてあげるのを条件にして治療をしていた子もいますし。治療中にゲームなどをするのも良しとしております。それでも鍼治療を続けてもらえるなら効果が出る可能性があるからです。

鍼が怖いからと言って弱すぎる刺激をしたり、大泣きしながら押さえつけて強い鍼をしたり、どちらもいいとは思えません。その子の納得する上での刺激量にて治療を続けさせてもらえれば今より良くなることはもちろんですし、将来的に大きくなった時に良かったと確信してもらえる自信はあります。

鍼灸雑誌にて脳卒中治療の報告をしました

鍼灸雑誌に掲載されました

鍼灸雑誌に当院の記事が掲載されました。強い効果を出すといわれる奇穴に関しての私論を述べさせていただきました。まだ董氏楊氏奇穴に出会う前のことで、強い縁を感じさせる投稿となりました。

脳卒中後遺症の鍼灸治療

神経麻痺についての記事を執筆しました。
当院でも多くの実績があるツボの紹介記事となります。ただそのツボに対してどう打つかがポイントでそれを文章に書き残すのはやはり難しいなと再確認できました。

どうして医師は鍼灸を受けることに反対するのか?

本当にそのかたに鍼灸技術はあるのか?

間違った鍼灸技術では?

鍼灸師側の原因で脳卒中後遺症が悪化するパターンも私は多いと感じるので、医師が鍼灸を受けるのに反対するのもあながち間違っていないと感じます。よくあるのが悪そうなところに鍼をしての電気鍼とか、太い鍼を頭にぶすぶすたくさん打っての局所への過剰刺激、鍼灸院でないところで受けた鍼灸治療、またちゃんとした師匠から学んだ方ならいいかもですが、鍼灸学校だけでの勉強の方や我流でしている方が多いので注意してほしいところです。薬を飲んでる方など重度の脳卒中後遺症の方へ、臨床経験が少ない先生の治療は決しておすすめはしておりません。当院ではしっかり院長から研修を受けた鍼灸師による鍼灸治療を受けることができます。

患者さんへの間違った治療計画とセルフケア

高価なサプリメントは必要なのか

当院に来る前に行っていた治療院で指導されていた治療計画によって、症状が悪化している方がいます。特に初回はすごく安くて丁寧に治療をして高額な回数券を売り、2回目以降は手を抜くようなやり方でおこなうところがあると聞いたことがあります。

また、高価なサプリメントをすすめられた方は注意ください。そのサプリメントがあなたの症状を改善できるかは関係なく商売として販売しているところもあります。大事なことはあなたに合ったセルフケアをご指導することです。当院では希望された方にセルフケアの指導もおこなっております。実はここが一番重要なのかなとも思っています。ただし、セルフケアを希望されない方もいます。その場合は最低限の助言をすることを意識しております。

良くなった方は医師には言わない

鍼灸はやめておいたほうがいいです

私たちもそうですし、医師もそうですが、良くなった情報を聞くことは稀です。例えば患者さんも医師での治療で治ったわけでないのに鍼灸で治ったとはなかなか言えるものではありません。ですので、悪くなった人だけが医師にすがるように言われます。これは逆もしかりです。鍼灸をして悪くなったという情報しか耳に入らなければ鍼灸の知識のない医師なら受けないほうがいいというのは普通のことだと思ってください。

でも実際は当院ではほとんどの方がよくなっているのです。早期に治療ができれば普通に改善するので医師に反対されても安心して来院してください。ただし、理由があって今の時期は鍼灸はよくないといわれていることもあるのでその際は当院にご相談ください。何を目的で鍼灸をするのかによって変わります

結局、鍼灸や整体で治るのか治らないのか?が皆さんが確認したいところだとは思うのですが、鍼灸技術がもちろん大事なのと、それにともなうリハビリを含めた養生指導、どちらも必衰になります。症状が出て2~3週間くらいならほとんどの場合は治っていくのでしょうが、1か月以上たったものは、どんどんと効果率は落ちていくことになります。特にストレスが強かったり、生活リズムが不規則であるほど治りは鈍くなります。

できるだけ早く治療を始めること、間違ったセルフケアはすぐにやめること、不摂生な日常生活をあらためること、それらがうまくいけば1か月以上たっているものもよくなる場合があります。また、1か月以上がたっていても、実はある程度のところまで治っていて、ただとまっているというケースもあります。これは1年たっていてもすぐに効いてきます。途中までいい感じだったのに、セルフケアで失敗したパターンなのですが、少しの指導で回復できますのであきらめずに1度受けてみてください。治りそうなものは私のほうからおしらせします。

脳疾患の鍼灸と整体の治療の実際

その方に合った刺激による鍼灸施術

悪いところに針をするわけではありません。悪いところから離れた場所に針をすることで自律神経を含めた免疫力や治癒力を増すツボを使っていきます。

症状の出ている悪いところにツボがあるのは急性期だけの問題であって、ほとんどの症状は慢性化してから当院に来ることになります。

特にこのページでご紹介している脳の鍼灸施術では、とくになってすぐに来る方はほぼ皆無でしょう。まずは西洋医学に行くでしょうし、検査をしっかりしてから来院されるのをお勧めしておりますし、もちろん併用してくることもお勧めしております。
検査をしっかりすることで鍼灸治療後の変化が出ているのかの確認もできます。
 

中国鍼による董氏楊氏奇穴

顔面の症状の鍼灸施術で来院される症状では、西洋医学で効果が少ないから来られるわけであります。

つまり簡単な状態ではないということです。ですので少しでも効果の高い方法として、以前は中国で学んだ現代針灸をしていたのですが、現在は私が知っている中で鍼灸治療の最高峰である董氏楊氏奇穴のなかからツボを選んでの施術をさせていただいております。

中国家伝で伝わってきたこの方法は特殊であり、効果も絶大でもあります。本当に困った方への第1選択として当院では選んでおすすめしております。

 

刺血療法

刺血というのは、日本では刺絡ともいわれ、古代から発展してきた方法でありますが、現代では血を抜くという行為から敬遠されてきた療法であります。

この療法も本当に困った方や、どうしても少しでも改善したいなど、もしくは私のほうから絶対したほうが良いと感じた時に説明させていただく事があります。

衛生面で注意しながらおこないますので安全性はもちろんお約束できます。

 

神経麻痺の動きの回復に役立つ養生指導

栄養・睡眠・運動・入浴指導

ほとんどの場合は西洋医学と鍼灸を組み合わせておこなうので、ほかの施術を別のところで行うことはありません。

ですのでさらなる改善を求める場合は日常生活の改善が必衰になります。

その中でも大事なのが栄養・睡眠・運動となります。特に体力の乏しい方、すでに慢性の方、もともと身体が弱い方はぜひしてほしいですし、養生に関する質問などもたくさんしていただいたらうれしいです。

中には紙に質問を書いてくれる方がいます。これは非常に助かります。
まずは生活習慣からゆっくり改善していきましょう。

ストレスやリラックスのバランス

ストレスには仕方のないこともあります。嫁姑や仕事上など。また、精神的なものだけがストレスだと思っている方も多いのですが、意外にそうでないもののほうが厄介です。

人間関係などはよくわかっているので、上手に逃げたり、自分でさまざまな症状を出したりしてわかりやすいのですが、好きでやっている仕事が実は過労であったり、睡眠は短いほうが調子が良いと思っていたが酸化ストレスにつながっていたり、1日2食で調子が良かったが実は血糖値の乱高下がおこっていたりなどなど。

ストレスには実は様々なものがあります。実は気づいていないものが原因であることも多いのです。ぜひ生活を今一度見直してみて、これはストレスなのかわからない時はぜひ院長に確認してください。

西洋医学との併用や漢方薬やサプリメントなども

当院では近隣の病院や薬局などとの連携も行っております。ここをみている医療関係者の中で連携に興味がある方はぜひご連絡いただけると助かります。

漢方薬をおこなっている医院や、大学病院、近くの分子栄養医学をしている医院、脳神経内科などもご紹介したり、ご紹介していただいたりもしてもらっています。

鍼灸が有効な場合、漢方薬が有効な場合、西洋医学や栄養医学などが有効な場合、いろいろあると思います。ぜひ興味のある患者さんは聞いていただけるとご紹介いたします。当院に来られていない患者さんへのご紹介は申し訳ありませんがおこなっておりません。

 

脳卒中後遺症の鍼灸施術の流れ

脳疾患の施術メニューの流れをご紹介します。

電話かLINEでのお問合せ

まずは、あなたの症状に対してすぐに鍼灸が効果があるのかを確認しなければなりません。状況に応じては緊急を感じた時はお断りし、医療機関への診療をおすすめしております。

特に脳の疾患は一刻を争う事があるかもしれませんので、初めての症状はぜひ医療機関にて検査をおすすめします。
難しいケースは年齢的なもの・遺伝性のもの・糖尿病末期の方になります。

あなたの症状に当院での施術が可能だった場合ですが、どの先生が担当するかをまずはお伝えします。そしてその先生の診療時間にあわせて希望時間をお知らせください。
特に希望がない場合は男性院長がまずは対応していきます。

 

10分前の来院をお願いします

初めてですので早めに向かうことをお勧めしております。

当院は多忙にて、遅刻をしてしまうと次の患者さんも待ってしまいますので、10分前に来ていただく事をお勧めしております。カルテ記入もゆっくりできますので助かります。血液検査やお薬手帳などありましたら拝見します。

初めてでない場合は道にも迷うこともないでしょうから、逆にギリギリで構いません。

 

問診・カウンセリング

カルテ記入をしてもらうのですが、今までの病歴がこの症状の場合は多いことが予想できます。ですので、別紙にて、先に自宅で書いてきていただいて、それをみながらこちらで問診をするという形にしていただけると助かります。

私どもへの質問も一緒に書いていただくとさらに一石二鳥となります。患者さんも伝えたいことがすべて伝わるし、私どもも、施術で必要なところをさらに深堀して聞けますし、お互いにとってすごく助かりますので是非ご協力お願いします。

 

鍼灸施術がはじまります

あなたの身体は西洋医学のさまざまな治療を受けてきた影響でかなり疲れ果ててしまっているかもしれません。

まずは初めの3回の施術であなたに合う刺激量をしっかり見つけていかないといけません。焦らず確実にが理想です。ですので、まずは3回来ていただく事をお願いしていますし、1回だけですと検査をしてから結果も聞かずに来なくなるようなもので、こちらとしても意味のないことをすることにも抵抗がありますので、まずは3回をお願いしております。

 

施術後のご説明

ほとんどの方は西洋医学の治療も受けていることでしょう。その治療も効果がさらに出るように考えて鍼灸施術はおこなわれています。

身体の弱っている方はそれに加えて食事・睡眠・運動などもご指導いたします。自分のペースであわてずにおこなってください。

すでに慢性症状のかたは、施術のペースはあけながらで大丈夫です。2週、3週に1度くらいでじっくりとやらせてください。もちろんですが回復の早い方は週1でのペースがお勧めとなります。

脳疾患の鍼灸施術を利用された事例

院長の腕の良さを感じました

脳卒中の片麻痺の患者さんから

首が上がってきている。

手が動き出したりしている。

足の動きが良くなってきている。

身体全体的に調子が良くなってきている。元気になってきている様に思います。

鍼の素晴らしさ腕の良さを感じた。

鍼灸はこれからもっと普及していってほしいと思います。

症状が軽減されてきました

多系統萎縮症の患者さんから

私は以前から体の動きが悪くてずっとおかしいなって思っていたところ、病院で若年性パーキンソンの疑いといわれました。

薬を飲むようにいわれたのですが、飲んでいても効果がなく途方にくれていました。あるとき専門病院で調べると今度は多系統萎縮という病気の疑いといわれました。

先生が言うにはどちらも症状がにかよっていて判断が難しいということでした。薬を変えてからか前よりは楽になってきました。私が気になっているのはふらつきです。

ふらふらしてしんどいのでこの症状を何とかしたいとおもい、こちらで週1で治療してもらっています。

今回で10回治療が終わったので感想を書こうと思うのですが、付き添いの家族が言うには前よりはまっすぐ歩いているとか、治療に行く日は元気だとか言われます。私はふらふらが午前が楽になったので買い物にいけるようになりました。症状が軽減されたのでしばらく通いますが、やはり進行していくのが怖いです。

進行してく病気だというのはわかっているのでできるだけ進行が遅くなるように治療をお願いしていきたいです。少し前向きになって感謝しています。

 

将来に希望が見えてきました

パーキンソン病の患者さんから

去年の夏ごろから突然手足の震えが出てきて、一時外出も大変な状態でした。

パーキンソンは治療法が無くて、薬で症状を抑えるだけと言われ最後の望みを託して、思い切って知人に聞いた鍼灸院へお願いすることにしました。

とにかく腕が良いので有名だとの事でしたが鍼という事でどんなことをされるのか不安に思いつつも行ってみましたが鍼をされるときも、一瞬何をされたか分からない位の軽いものであれよあれよという間に、全身に何本か鍼をされてました。

お話も丁寧に聞いて頂けて安心しました。

治療後は体もポカポカと暖かくなり、足取りもかるくなり見える世界が明るくなったのを覚えております。

週に1回くらいのペースでしばらく通っていたのですが今ではふるえも軽くなり、お医者さんからも薬の量を減らしていただけました。松鶴堂さんのおかげで、将来に希望が持てる様になり、本当に感謝しております。

 

いかがでしょうか。

このように、当院の脳卒中後遺症への鍼灸施術なら、まずは病気の悪化を止めたり、身体の動きが回復してきたりなどが実現できる方が増えております。鍼灸と整体の施術に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。

当院では脳卒中の鍼灸治療を中国でしっかり学んできたため、開業当初から得意疾患に決めましてすでに25年以上がすぎました。開業当初は結果を求めすぎて中国鍼による強い刺激にてのみの治療が多かったように思えます。

逆に若さゆえか即効的治癒率も今よりも高かったような気がしております。
当時は太い中国鍼を多用していましてかなり効果はありましたが、
その分、鍼の痛みが強く脱落されたり、効果がでなかったことも多かったように思います。

現在は修正に修正を重ねて改良をかさねできるだけ痛くなく弱い刺激で
早く的確に治すように心がけるようになりました。
即効を求めすぎて1~2度で治すことは以前に比べて逆に減りましたが
3回目以上の統計を見ると以前よりは効果率は確実に毎年あがっています。

5回以上来院されました統計ではさらにはっきりとした効果がでています。

患者さんも片麻痺がよくなったという報告もいただき、こちらも驚くことが多いほどです。
医師やリハビリをする方もなんで?という顔になったりするそうです。

治療家としては即効で治そうとする姿勢が大事なのはもちろんですが、
さらに大事なのは患者さんの状態をよく把握しその方にあった治療法や
治療期間を考えることも大事だと思うのです。
治療家と患者さんがすこし力を抜きどちらとも余裕をもって治療を
おこなうことで治療効果もあがるんだということが経験をつむことで
25年以上たってわかりました。

今回縁がありまして平成20年の正月にて北京・天津にて鍼灸の
研修をうけにいったのですが脳疾患の鍼灸に関しては中国の有名な
鍼灸病院でさえもすでに学ぶ所はなくなっていました・・・

自分の技術はすでに人から教えてもらうというより、すでに伝えていく
段階にはいったのかもしれません。ただ自分にとって神経麻痺治療は生涯
にわたる永遠のテーマであることに変わりはなく患者さんに喜んで
いただけますようさらに日々臨床を深めていきたいと思っています。

 
西洋医学と違い信用の少ない鍼灸治療ですが今後もさらに研究を重ね
さらなる結果を出していきたいと思っております。
毎年行く中国での研修も脳疾患への治療のさらなる開発のためでも
あります。私も日々精進しがんばっていきたいとおもっております。

私たちは、結果がすべてだと思っています。
一人でも多くの脳疾患の患者さんが回復できるよう
しっかりお手伝いしていきたいです。

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松鶴堂鍼灸院

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