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パーキンソン・多系統萎縮症の鍼灸治療

急に身体が動きにくくなります

パーキンソン病について

パーキンソン病に関してはパーキンソンにてみられる諸症状の改善を目的としています。それにより日常生活の向上をあげることで病気に対する抵抗力をあげ悪化を防ぎます。

若年性の場合はそのまま完治に近い状態まで回復した例もあります。ただただ経過を観察しているだけでしたら積極的に鍼灸によるリハビリを開始しませんか?多くの方に喜んで頂けております。

パーキンソン病とは?

ドーパミン代謝異常により錐体外路系神経核の変性をきたし黒質緻密帯および線条体におけるドーパミン不足と相対的なアセチルコリン系の増加がみられる。しかし根本原因は不明である。中年以降に多く発生し、からだの運動機能に対して障害が出てくることで、徐々に体が動かなくなってくる進行性の錐体外路系徴候を主徴とした神経疾患であるそのため病気が進行してしまい長い闘病生活の末寝たきりになる可能性もある恐い病気で医師を含めた多くの方が難病ととらえています。

ですが最近になって難病ではないと指摘する医師も多くなってきたようです。 それにはパーキンソン病の原因の1つに自律神経異常があるとされているからです。多くの病気は元々自律神経の乱れによって免疫が低下することによっておこり自律神経のバランスを整えれば多くの病気は治るのでは? といわれています。そこで東洋医学である鍼灸にこの役目を期待できないか?といわれています。

現在当院でも多くのパーキンソン患者さんにきていただいているのですがほとんどの患者さんに便秘や不眠や無気力などの自律神経異常が見られます。パーキンソン病でみられる自律神経異常とはいわゆる交感神経が興奮するパターンです。交感神経が興奮すればアドレナリンが分泌され心臓の鼓動が早まり血管が収縮し血圧が上がり心身は活動的になります。こういう状態が平素からずっとあるわけです。これでは当然身体は疲れはて脳の異常をひきおこすのは当然のことでしょう。元々はストレスからくる自律神経失調症ですが病気がすすめば血流障害がおこりパーキンソン病に発展することもじゅうぶん考えられるわけです。ですのでまずは自律神経を調節することが大事になります。

要略するとパーキンソン病の原因は交感神経の過度な緊張状態で生じた脳血管の虚血であるといえますそのなかでもドーパミンが特異的に減少するのはドーパミン産生細胞は神経細胞の中でも血流を豊富に要求し血液不足の影響を最も受けやすい細胞のためと解釈できるのです。

 

その中でも動きが遅いことと、姿勢が保持できないことについて解説します。

●動作の緩慢さ(1つ1つの動きが遅い、とくに歩行に関して)

急に動きが遅くなったり、動かそうと思っておもっても動かなかったり、動き自体も少なくなったりする症状になります。パーキンソンの症状でもあるのですが、メンタルからくる方や、薬の副作用や、コロナ後遺症などいろいろ考えられています。まずは歩行から問題がでます。スピードは遅くなり前のめりになり足を引きずる感じです。すくみ歩行ともいいます。寝る姿勢から寝返りしたり起き上がるのも苦手です。顔の動きも同様に遅くなります。瞬きをしなくなったり、表情がなくなったりして、仮面様顔貌ともいいます。他の動きではものを飲み込むことや(嚥下)、話すときの声が小さくなったり、手を動かして何かをする動作も同じく少なくなります。鍼灸治療で意識するのは大脳辺縁系やドーパミン放出をイメージしての頭部への鍼治療です。それに加えて手足の筋肉へ鍼をすることで固まった筋肉を少しでも緩める方向へ近づけます。

●姿勢の不安定差(同じ姿勢やまっすぐな姿勢を保てない)

自分ではまっすぐにしているのに、実際は歪んでいる、傾いている姿勢になる。結果的に歩行時に転びやすくなります。これを姿勢反射障害といいます。ひどくなってくると座っている時もまっすぐに保てなくなり、傾いていることが多いです。ひどくなるとそのまま保持できず倒れることもあります。悪化していく毎に倒れた時に大事なところを守れなくなり外傷や骨折につながり、最悪車椅子や寝たきりになる方もみてきました。もちろんトイレまでの段差を少なくしたり、物を置かない、引っかかるものをどけるなど注意し、外では休憩をはさんだりして人の多いところは注意することや、あまりにも店頭を怖がることでさらに転びやすくなる方も多いので、まずは周りが神経質になりすぎないことも大事なのかなと思います。鍼灸治療ではやはり頭部を大事にします。大脳辺縁系に効かせる穴を中心にしながら、すこしでも悪化するスピードが遅くなるように週1くらいで継続していただいています。

また、調子が良いときや自分の好きなことをしているときは動きが良くなる方がいますので、なにかしら好きなことをはじめるのも大事ですし、それによって人との交流や、会話などがあることが回復の助けになることは多くの場面で確認できています。笑いがある趣味ならより良い印象があります。生きがいややりがいが何かないのか、コミュニケーションがあったり笑顔になることはないのか?それが脳に良い活性化を生むことにつながると感じます。

 

 

このような悩みの方が多く来られてます

  • とりあえず進行しているこの状態を止めたい
  • 病院だけでの治療では改善しない可能性があることを知っている
  • 病院ではこれ以上の改善は難しいといわれた、経過観察のみである
  • 一生付き合っていくしかないのでいろいろ考えていたほうがいいといわれた
  • 歩行だけはなんとか維持していきたい
  • 手が震えて箸が持ちにくくなってきた

当院で本当に効果のあった症状は

パーキンソン病の特徴的な症状は4つであり、1、静止時振戦、2、無動、3、筋強剛・拘縮、4、姿勢反射障害になります。当院でよく言われる症状は手の震えと突進歩行などになります。それに困って来院する方が多いです。院長指名にて、院長がおこなう董氏楊氏奇穴治療を受けていただけましたらと思います。手足の穴に頭の鍼を組み合わせるのがポイントになります。もちろんですが自律神経の異常からくる病でもあるので、自律神経失調症も同時に治療していきます。

パーキンソンの鍼灸と整体の治療について

パーキンソンの症状を鍼灸と整体の治療で回復させるには?

主な症状に関しての対応

・手足が震える
・筋肉の強いこわばり
・鈍く鈍感になり動きが遅くなる
・歩きだしたら止まらない
・転倒しやすくなり骨折しやすくもなる

パーキンソンの回復には以下の2つの点が大事になります。

1、交感神経緊張状態の緩和

まずは治療の前に必要であるのは継続的なストレスを排除することでしょう。いくら鍼灸で緊張を取り除いても仕事や家庭でストレスをためているようでは意味がないのですパーキンソン病の患者さんはがんばりやさんであり長年にわたるがんばりすぎが見えないストレスになり交感神経緊張の持続を促し動脈硬化を促進していきます。

仕事の場合はやめたり仕事をかえることなどで軽減しますがストレスの原因が家庭にあるとしたら家族の協力が大事になり、日頃から自分の時間をもつようにしてよく笑うようになればストレスも軽減されると感じます。またストレス以外にも薬の長期的な服用もその原因ではないか?ともいわれています薬の服用に関しても医師と相談していく必要もあるかもしれません。

それらができてから治療となるのですが治療には2種類あります。家庭でおこなう自宅療法と当院でおこなうものがあります。自宅ではおもに軽めの体操と食事・睡眠・排尿排便なども規則正しくしていくことがよいです。

特に便秘改善の場合は水分を多めに補給する事が大事です。入浴もぬくめで足湯などもリラックス効果があります。治療ではおもに背中の筋肉の緊張を緩めています。頚から腰までの夾脊穴を緩めることで神経の興奮をやわらげるという方法を上海中医の先生に教えてもらいました。治療は横位にて2回繰り返しておこないます。具体的には主に第7頚椎周辺、第3胸椎、第7~12胸椎、第2腰椎を緩めます。

2、脳虚血状態の回復

この方法が当院でおこなうオリジナル?の頭部への鍼です。頭部へ鍼を行なう事で頭部の血行をよくします。これは上海鍼灸研究所で研修を受けている時に教えてもらいました。当院ではそのなかでも特に有効なツボを5つのみ選択しておこないます。特に手足の震顫にはかなり有効であります。みためは痛そうですが頭部への鍼は意外に痛くありません。

また、その下はすぐに頭蓋骨なので実は逆に1番安全な場所でもあります。頭部へは横刺といいまして鍼を滑らすように横に刺します。また自宅でも頭部へのマッサージをしてもらうこともあります。慣れてくれば頭部のみでなく手足の指ツボを刺激しても良いでしょう。

パーキンソンの具体的な症状とそれにどう針灸は対応するのか?

1、表情の変化が乏しく、瞬目が少なく、動作緩慢(寡動)

うつ病に使われている印堂穴や太陽穴を同時につかいます。起立性低血圧症状が軽いなら頚部のツボ(天柱・風池)にも同時におこなってます。パーキンソンの初期症状はうつ病の症状とダブルことが多いです。また自宅で温灸をしていただいているケースもあります。

2、関節は受動運動に対して歯車用抵抗あり(筋の固縮)

全身の主な筋肉・関節部に対して鍼をします。当院では特に殿部と上腕部横に対してを中心に緩めます筋を緩めてリハビリで動かしたり歩くことやパーキンソン体操を行うことで体の痛みや硬さを改善できると考えていますそれによって歩行時の転倒を未然に防げると感じます。

3、誘因なく出現する手の震え(静止時震顫)

頭部の舞踏振顫区に対して刺鍼することによって脳の血流を良くする。置針時は手の振るえが少なくなる方が効果性が高いです。第7頚椎周辺のツボ(風門・大序)を取穴、同時に手のツボでもあります曲地や合谷にも刺鍼します。逆に震顫が強くなって後で楽になるケースも多いです。

4、歩行開始時すぐにあるきだせない(姿勢保持反射障害)

主に腰と臀部のツボを取穴。大腰筋や殿筋群や梨状筋や大腿四頭筋を緩める。

5、慢性便秘、排尿障害、起立性低血圧、脂漏性皮膚など

手足のツボ(太渓、三陰交、合谷、手3里お・・・)を使い自律神経の調整をおこなう。最近ではパーキンソン病患者さんには便秘が多いというデーターがあるそうです。その因果関係はわかりませんが便秘を治す事が症状の軽減につながるのは間違いないようです。当院では便秘の治療には腹部のツボを使っています。ただし腎臓や心臓に問題のある場合は早期に医師とご相談ください。

 

パーキンソン病と中医学について

パーキンソン病の中医学での考え方

当院では上記の治療を中心に中医学の考え方を加えた治療をおこなっております中医学ではパーキンソン症状を肝風内風に属すると考え腎の精気や陰血が不足した状態と考えてます。

腎は骨をつかさどり髄を生じるという理論によると腎の精気陰血が不足したら脳を充満させ栄養を与えることができなくなる。そのほか腎の不足により肝の精気陰血も衰えてきて肝陽上亢や肝風内動になる。痙攣麻痺が治りにくいのも人間の先天の本である腎が衰えたためである。

治療原則は補腎益精と平肝息風でありツボは太渓、合谷(曲池)などを使います。肝が強ければ陽陵泉、太衝、肝愈なども加えても良いです。

 

多系統萎縮症について

多系統萎縮症の種類としては線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症、シャイ・ドレーガー症候群の3つに分類されております。それぞれの病態によってそれぞれ症状が違うため、脳疾患に効くものとそれぞれの症状に効果のある所をあわせた鍼灸治療をおこなうことになります。

線条体黒質変性症の場合はパーキンソン病に似た症状であるので、主にパーキンソンで使われる治療を併用することになります。具体的には身体のこわばりや震えに対する四肢の穴がプラスされます。ひどい方の場合は車椅子での来院になり歩行障害もあるのですが、自宅内での動きが良くなったり、トイレに行きやすくなったりという効果がでる方もおられます。また、ほとんどの方に便秘の症状があることから自律神経の治療や食事指導なども必要となればおこなっています。

オリーブ橋小脳萎縮症の場合は、小脳性の症状であるため、先ほどの線条体黒質変性症の症状に対する治療に加えてめまいや起立性低血圧などでよく使う首の治療をあわせておこなうことが多いです。それにより歩行がしやすくなったというお声をいただいております。

最後にシャイ・ドレーガー症候群については、当院で治療をおこなった経験はないものの、治療としては線条体黒質変性症とオリーブ橋小脳萎縮症の二つの治療を混ぜたようなやり方になります。

多系統萎縮症と鍼灸について

多系統萎縮症は運動機能に障害がでる難病であるとされております。鍼灸をすることで完治するとはもちろんいえないものの、進行を遅らせたり、日常生活が楽になったり、自律神経失調からくる様々な症状に対する鍼灸治療で楽に過ごせるというお声はいただいております。

その中で意識するのは便秘の改善です。便秘が改善することでいろんな症状が緩和することを体験しております。歩きやすくなった人もいますし、めまいが治った方もいました。腸内の毒素が減るということはやはり全身との関連があるんだということを再認識することも多いです。

それから歩行になります。多くの方で車椅子であったり、寝たきりというかたに移行するケースが多いのですが、できるだけその進行を遅らせて自力歩行ができるよう治療においては主に歩く筋肉をいかに緩めるかにポイントをおいています。

病院でも積極的な治療をおこなっていなく、ただただ経過観察をしているならばぜひ鍼灸をしながら経過観察していただく事をおすすめしております。必要な方には往診ができる治療家に打診することも可能なのでお問い合わせください。

症状が緩和する薬がありますので、確かに薬のみを服用するのもいいのでしょうが、私はそれに加えて筋肉を緩める治療が必要だと感じています。マッサージでもいいのですが鍼灸が可能であれば奥深い筋肉の緊張も緩めることが可能なのでお勧めしております。

鍼灸雑誌にて脳疾患治療の報告をしました

鍼灸雑誌に掲載されました

鍼灸雑誌に当院の記事が掲載されました。強い効果を出すといわれる奇穴に関しての私論を述べさせていただきました。まだ董氏楊氏奇穴に出会う前のことで、強い縁を感じさせる投稿となりました。

脳疾患の鍼灸治療

神経麻痺についての記事を執筆しました。
当院でも多くの実績があるツボの紹介記事となります。ただそのツボに対してどう打つかがポイントでそれを文章に書き残すのはやはり難しいなと再確認できました。

どうして医師は鍼灸を受けることに反対するのか?

本当にそのかたに鍼灸技術はあるのか?

間違った鍼灸技術では?

鍼灸師側の原因でパーキンソンが悪化するパターンも私は多いと感じるので、医師が鍼灸を受けるのに反対するのもあながち間違っていないと感じます。よくあるのが悪そうなところに鍼をしての電気鍼とか、太い鍼を頭にぶすぶすたくさん打っての局所への過剰刺激、鍼灸院でないところで受けた鍼灸治療、またちゃんとした師匠から学んだ方ならいいかもですが、鍼灸学校だけでの勉強の方や我流でしている方が多いので注意してほしいところです。薬を飲んでる方など重度のパーキンソンの方へ、臨床経験が少ない先生の治療は決しておすすめはしておりません。当院ではしっかり院長から研修を受けた鍼灸師による鍼灸治療を受けることができます。

患者さんへの間違った治療計画とセルフケア

高価なサプリメントは必要なのか

当院に来る前に行っていた治療院で指導されていた治療計画によって、症状が悪化している方がいます。特に初回はすごく安くて丁寧に治療をして高額な回数券を売り、2回目以降は手を抜くようなやり方でおこなうところがあると聞いたことがあります。

また、高価なサプリメントをすすめられた方は注意ください。そのサプリメントがあなたの症状を改善できるかは関係なく商売として販売しているところもあります。大事なことはあなたに合ったセルフケアをご指導することです。当院では希望された方にセルフケアの指導もおこなっております。実はここが一番重要なのかなとも思っています。ただし、セルフケアを希望されない方もいます。その場合は最低限の助言をすることを意識しております。

良くなった方は医師には言わない

鍼灸はやめておいたほうがいいです

私たちもそうですし、医師もそうですが、良くなった情報を聞くことは稀です。例えば患者さんも医師での治療で治ったわけでないのに鍼灸で治ったとはなかなか言えるものではありません。ですので、悪くなった人だけが医師にすがるように言われます。これは逆もしかりです。鍼灸をして悪くなったという情報しか耳に入らなければ鍼灸の知識のない医師なら受けないほうがいいというのは普通のことだと思ってください。

でも実際は当院ではほとんどの方がよくなっているのです。早期に治療ができれば普通に改善するので医師に反対されても安心して来院してください。ただし、理由があって今の時期は鍼灸はよくないといわれていることもあるのでその際は当院にご相談ください。何を目的で鍼灸をするのかによって変わります

結局、鍼灸や整体で治るのか治らないのか?が皆さんが確認したいところだとは思うのですが、鍼灸技術がもちろん大事なのと、それにともなうリハビリを含めた養生指導、どちらも必衰になります。症状が出て2~3週間くらいならほとんどの場合は治っていくのでしょうが、1か月以上たったものは、どんどんと効果率は落ちていくことになります。特にストレスが強かったり、生活リズムが不規則であるほど治りは鈍くなります。

できるだけ早く治療を始めること、間違ったセルフケアはすぐにやめること、不摂生な日常生活をあらためること、それらがうまくいけば1か月以上たっているものもよくなる場合があります。また、1か月以上がたっていても、実はある程度のところまで治っていて、ただとまっているというケースもあります。これは1年たっていてもすぐに効いてきます。途中までいい感じだったのに、セルフケアで失敗したパターンなのですが、少しの指導で回復できますのであきらめずに1度受けてみてください。治りそうなものは私のほうからおしらせします。

脳疾患の鍼灸と整体の治療の実際

その方に合った刺激による鍼灸施術

悪いところに針をするわけではありません。悪いところから離れた場所に針をすることで自律神経を含めた免疫力や治癒力を増すツボを使っていきます。

症状の出ている悪いところにツボがあるのは急性期だけの問題であって、ほとんどの症状は慢性化してから当院に来ることになります。

特にこのページでご紹介している脳の鍼灸施術では、とくになってすぐに来る方はほぼ皆無でしょう。まずは西洋医学に行くでしょうし、検査をしっかりしてから来院されるのをお勧めしておりますし、もちろん併用してくることもお勧めしております。
検査をしっかりすることで鍼灸治療後の変化が出ているのかの確認もできます。
 

中国鍼による董氏楊氏奇穴

顔面の症状の鍼灸施術で来院される症状では、西洋医学で効果が少ないから来られるわけであります。

つまり簡単な状態ではないということです。ですので少しでも効果の高い方法として、以前は中国で学んだ現代針灸をしていたのですが、現在は私が知っている中で鍼灸治療の最高峰である董氏楊氏奇穴のなかからツボを選んでの施術をさせていただいております。

中国家伝で伝わってきたこの方法は特殊であり、効果も絶大でもあります。本当に困った方への第1選択として当院では選んでおすすめしております。

 

刺血療法

刺血というのは、日本では刺絡ともいわれ、古代から発展してきた方法でありますが、現代では血を抜くという行為から敬遠されてきた療法であります。

この療法も本当に困った方や、どうしても少しでも改善したいなど、もしくは私のほうから絶対したほうが良いと感じた時に説明させていただく事があります。

衛生面で注意しながらおこないますので安全性はもちろんお約束できます。

 

神経麻痺の動きの回復に役立つ養生指導

栄養・睡眠・運動・入浴指導

ほとんどの場合は西洋医学と鍼灸を組み合わせておこなうので、ほかの施術を別のところで行うことはありません。

ですのでさらなる改善を求める場合は日常生活の改善が必衰になります。

その中でも大事なのが栄養・睡眠・運動となります。特に体力の乏しい方、すでに慢性の方、もともと身体が弱い方はぜひしてほしいですし、養生に関する質問などもたくさんしていただいたらうれしいです。

中には紙に質問を書いてくれる方がいます。これは非常に助かります。
まずは生活習慣からゆっくり改善していきましょう。

ストレスやリラックスのバランス

ストレスには仕方のないこともあります。嫁姑や仕事上など。また、精神的なものだけがストレスだと思っている方も多いのですが、意外にそうでないもののほうが厄介です。

人間関係などはよくわかっているので、上手に逃げたり、自分でさまざまな症状を出したりしてわかりやすいのですが、好きでやっている仕事が実は過労であったり、睡眠は短いほうが調子が良いと思っていたが酸化ストレスにつながっていたり、1日2食で調子が良かったが実は血糖値の乱高下がおこっていたりなどなど。

ストレスには実は様々なものがあります。実は気づいていないものが原因であることも多いのです。ぜひ生活を今一度見直してみて、これはストレスなのかわからない時はぜひ院長に確認してください。

西洋医学との併用や漢方薬やサプリメントなども

当院では近隣の病院や薬局などとの連携も行っております。ここをみている医療関係者の中で連携に興味がある方はぜひご連絡いただけると助かります。

漢方薬をおこなっている医院や、大学病院、近くの分子栄養医学をしている医院、脳神経内科などもご紹介したり、ご紹介していただいたりもしてもらっています。

鍼灸が有効な場合、漢方薬が有効な場合、西洋医学や栄養医学などが有効な場合、いろいろあると思います。ぜひ興味のある患者さんは聞いていただけるとご紹介いたします。当院に来られていない患者さんへのご紹介は申し訳ありませんがおこなっておりません。

 

脳疾患の鍼灸施術の流れ

脳疾患の施術メニューの流れをご紹介します。

電話かLINEでのお問合せ

まずは、あなたの症状に対してすぐに鍼灸が効果があるのかを確認しなければなりません。状況に応じては緊急を感じた時はお断りし、医療機関への診療をおすすめしております。

特に脳の疾患は一刻を争う事があるかもしれませんので、初めての症状はぜひ医療機関にて検査をおすすめします。
難しいケースは年齢的なもの・遺伝性のもの・糖尿病末期の方になります。

あなたの症状に当院での施術が可能だった場合ですが、どの先生が担当するかをまずはお伝えします。そしてその先生の診療時間にあわせて希望時間をお知らせください。
特に希望がない場合は男性院長がまずは対応していきます。

 

10分前の来院をお願いします

初めてですので早めに向かうことをお勧めしております。

当院は多忙にて、遅刻をしてしまうと次の患者さんも待ってしまいますので、10分前に来ていただく事をお勧めしております。カルテ記入もゆっくりできますので助かります。血液検査やお薬手帳などありましたら拝見します。

初めてでない場合は道にも迷うこともないでしょうから、逆にギリギリで構いません。

 

問診・カウンセリング

カルテ記入をしてもらうのですが、今までの病歴がこの症状の場合は多いことが予想できます。ですので、別紙にて、先に自宅で書いてきていただいて、それをみながらこちらで問診をするという形にしていただけると助かります。

私どもへの質問も一緒に書いていただくとさらに一石二鳥となります。患者さんも伝えたいことがすべて伝わるし、私どもも、施術で必要なところをさらに深堀して聞けますし、お互いにとってすごく助かりますので是非ご協力お願いします。

 

鍼灸施術がはじまります

あなたの身体は西洋医学のさまざまな治療を受けてきた影響でかなり疲れ果ててしまっているかもしれません。

まずは初めの3回の施術であなたに合う刺激量をしっかり見つけていかないといけません。焦らず確実にが理想です。ですので、まずは3回来ていただく事をお願いしていますし、1回だけですと検査をしてから結果も聞かずに来なくなるようなもので、こちらとしても意味のないことをすることにも抵抗がありますので、まずは3回をお願いしております。

 

施術後のご説明

ほとんどの方は西洋医学の治療も受けていることでしょう。その治療も効果がさらに出るように考えて鍼灸施術はおこなわれています。

身体の弱っている方はそれに加えて食事・睡眠・運動などもご指導いたします。自分のペースであわてずにおこなってください。

すでに慢性症状のかたは、施術のペースはあけながらで大丈夫です。2週、3週に1度くらいでじっくりとやらせてください。もちろんですが回復の早い方は週1でのペースがお勧めとなります。

脳疾患の鍼灸施術を利用された事例

院長の腕の良さを感じました

脳卒中の片麻痺の患者さんから

首が上がってきている。

手が動き出したりしている。

足の動きが良くなってきている。

身体全体的に調子が良くなってきている。元気になってきている様に思います。

鍼の素晴らしさ腕の良さを感じた。

鍼灸はこれからもっと普及していってほしいと思います。

症状が軽減されてきました

多系統萎縮症の患者さんから

私は以前から体の動きが悪くてずっとおかしいなって思っていたところ、病院で若年性パーキンソンの疑いといわれました。

薬を飲むようにいわれたのですが、飲んでいても効果がなく途方にくれていました。あるとき専門病院で調べると今度は多系統萎縮という病気の疑いといわれました。

先生が言うにはどちらも症状がにかよっていて判断が難しいということでした。薬を変えてからか前よりは楽になってきました。私が気になっているのはふらつきです。

ふらふらしてしんどいのでこの症状を何とかしたいとおもい、こちらで週1で治療してもらっています。

今回で10回治療が終わったので感想を書こうと思うのですが、付き添いの家族が言うには前よりはまっすぐ歩いているとか、治療に行く日は元気だとか言われます。私はふらふらが午前が楽になったので買い物にいけるようになりました。症状が軽減されたのでしばらく通いますが、やはり進行していくのが怖いです。

進行してく病気だというのはわかっているのでできるだけ進行が遅くなるように治療をお願いしていきたいです。少し前向きになって感謝しています。

 

将来に希望が見えてきました

パーキンソン病の患者さんから

去年の夏ごろから突然手足の震えが出てきて、一時外出も大変な状態でした。

パーキンソンは治療法が無くて、薬で症状を抑えるだけと言われ最後の望みを託して、思い切って知人に聞いた鍼灸院へお願いすることにしました。

とにかく腕が良いので有名だとの事でしたが鍼という事でどんなことをされるのか不安に思いつつも行ってみましたが鍼をされるときも、一瞬何をされたか分からない位の軽いものであれよあれよという間に、全身に何本か鍼をされてました。

お話も丁寧に聞いて頂けて安心しました。

治療後は体もポカポカと暖かくなり、足取りもかるくなり見える世界が明るくなったのを覚えております。

週に1回くらいのペースでしばらく通っていたのですが今ではふるえも軽くなり、お医者さんからも薬の量を減らしていただけました。松鶴堂さんのおかげで、将来に希望が持てる様になり、本当に感謝しております。

 

いかがでしょうか。

このように、当院の脳疾患への鍼灸施術なら、まずは病気の悪化を止めたり、身体の動きが回復してきたりなどが実現できる方が増えております。鍼灸と整体の施術に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。

当院ではパーキンソンの鍼灸治療を中国でしっかり学んできたため、開業当初から得意疾患に決めましてすでに25年以上がすぎました。開業当初は結果を求めすぎて中国鍼による強い刺激にてのみの治療が多かったように思えます。

逆に若さゆえか即効的治癒率も今よりも高かったような気がしております。
当時は太い中国鍼を多用していましてかなり効果はありましたが、
その分、鍼の痛みが強く脱落されたり、効果がでなかったことも多かったように思います。

現在は修正に修正を重ねて改良をかさねできるだけ痛くなく弱い刺激で
早く的確に治すように心がけるようになりました。
即効を求めすぎて1~2度で治すことは以前に比べて逆に減りましたが
3回目以上の統計を見ると以前よりは効果率は確実に毎年あがっています。

5回以上来院されました統計ではさらにはっきりとした効果がでています。

患者さんも身体の動きや手の震えがよくなったという報告もいただき、こちらも驚くことが多いほどです。医師やリハビリをする方もなんで?という顔になったりするそうです。

治療家としては即効で治そうとする姿勢が大事なのはもちろんですが、
さらに大事なのは患者さんの状態をよく把握しその方にあった治療法や
治療期間を考えることも大事だと思うのです。
治療家と患者さんがすこし力を抜きどちらとも余裕をもって治療を
おこなうことで治療効果もあがるんだということが経験をつむことで
25年以上たってわかりました。

今回縁がありまして平成20年の正月にて北京・天津にて鍼灸の
研修をうけにいったのですが脳疾患の鍼灸に関しては中国の有名な
鍼灸病院でさえもすでに学ぶ所はなくなっていました・・・

自分の技術はすでに人から教えてもらうというより、すでに伝えていく
段階にはいったのかもしれません。ただ自分にとって神経麻痺治療は生涯
にわたる永遠のテーマであることに変わりはなく患者さんに喜んで
いただけますようさらに日々臨床を深めていきたいと思っています。

 
西洋医学と違い信用の少ない鍼灸治療ですが今後もさらに研究を重ね
さらなる結果を出していきたいと思っております。
毎年行く中国での研修も脳疾患への治療のさらなる開発のためでも
あります。私も日々精進しがんばっていきたいとおもっております。

私たちは、結果がすべてだと思っています。
一人でも多くの脳疾患の患者さんが回復できるよう
しっかりお手伝いしていきたいです。

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松鶴堂鍼灸院

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