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逆流性食道炎について
胃内容物(食事したものに酸が混ざった状態)や胆汁や膵液を含んだ十二指腸内容物が混ざさったものが、十二指腸から胃に、胃から食道に逆流することによって起こる食道の炎症性疾患です。この逆流性食道炎にかかる方が最近増えていますのでここで紹介していきたいと思います。
胃の中には胃液と呼ばれる強い酸性の消化液である胃酸が存在しています。胃酸の役目としては、食べ物を消化することと、ウィルスや細菌を殺菌するという大事な役割があります。この胃酸が少ないことでおこる胃もたれや脂物が食べれないとか、消化不良などでお困りの方もたくさん来られますが、不快な症状でいえば胃酸が過剰に出されて逆流してしまうことでの症状はより不快感が強く来院される方が多いです。胸が焼けるような感じになったり、胃酸が上がってくるので口の中が酸っぱい感じになったり、気持ち悪くなり吐き気があったり実際に吐いてしまう方もいます。夜寝てるときにでることもあるので、どのタイミングで症状が出るかわからずかなりつらい症状でもあります。
原因としては 、ストレス、食生活などがあげられます。 この辺りは個別に確認していくところであり、いかに病院や鍼灸院で的確に治療できていたとしても日常習慣が乱れていたら何も意味はなくなってしまいます。自分の悪い習慣を正さないと根本的には何も解決しないことがあるので、本気で治したいと考えている方はぜひ日常生活を正すことからはじめていくことをおすすめしております。食事では特に嗜好品に注意してもらうことになります。カフェイン、アルコール、ニコチン、人工甘味料などを確認していくことが多いですね。それの過剰な摂取や摂取している時間帯が注意かなと思います。
また、よく言われる原因の一つに自律神経の乱れが考えられます。鍼灸治療が効果の出る理由にはこの自律神経のバランスを整えているといわれています。交感神経は胃酸の分泌を減らし、副交感神経は分泌を増やすとなります。よく、副交感神経はリラックスする神経になるので、リラックスすることがダメなのかといわれることがあるのですが、この理由としてはストレスなどで交感神経が高ぶることで、身体がそれを元に戻そうと働くのが副交感神経反射となります。その反射が強くなりすぎると、常に副交感神経が高ぶっているともいえるので、ストレスが多い人ほど、ストレスがかかっていない時は副交感神経が優位となっているわけです。極端な状態を改善していくことが求められます。
食道炎が悪化していくと常に食道がただれていくことになるので、胸やけ感がさらに焼けるようなひりひり感が出てきたり、喉のつかえや炎症や、声もかすれてきたりもします。また、気になる症状として呑酸というものがあり、元々妊婦さんでいうつわりのような症状がでてくることもあります。実際に内視鏡をすると粘膜に問題がないものから、実際強くただれるものまで様々です。
西洋医学的な治療では薬物療法など内科的治療が主体となります。 また痩せていく方が多いので栄養指導なども必要です。薬が効きにくい方も多いですし、鍼灸との併用を早い段階からしていくことをおすすめしております。
神経性嘔吐症(心因性嘔吐)について
神経性嘔吐症とは以前はあまり聞かない病名だったのではないでしょうか?病名がつくほど増えてきた悩みだということになります。名前の通りメンタル面からくる吐き気や嘔吐になります。それに胃の違和感になります。実際多くは吐き気であり嘔吐まではないものの、一度嘔吐してしまうとそれがトラウマになり対人関係などの緊張や不安がおこればもしかしたら嘔吐するのではと不安になってしまう方が多いです。
食事もままならなくなるので慢性化すると低栄養からの体重減少や、飲み物も怖くて飲めないためナトリウム減少からの脱水症状や、エネルギー不足におちいることから体力低下し外出もできなくなります。トラウマもあればより外出しない傾向となります。また吐くことを繰り返す場合は食道が傷むため逆流性食道炎も合併する方がおおくなり、そうなると神経的な問題だけでなく本当の病気になります。
神経性嘔吐症は本来は消化器系の問題は何もないため病院での治療が遅れるケースがあります。ですので怪しいと思ったときが鍼灸治療のスタートであればその後におこるであろういろんな問題を回避できるため、早期に治療をはじめたい症状の1つであると感あげています。病院でも最近では自律神経の乱れを病名にすることも増えてきて自律神経失調症ではないかと診断されることも増えてきましたので良い傾向であると思います。
また神経嘔吐症の患者さんで多いのは当院では学生さんを含めた若い子になります。通学や通勤中の電車やバスが乗れないというのが悩みです。悩みが吐き気から交通機関がダメなど主訴が別のものに変わってしまっているのがこの症状の怖いところなのかもしれません。
神経性嘔吐症の原因はストレスにあるのは明確です。ストレスにもいろんなものがあり学校でのささいな出来事がきっかけであったり、仕事や勉強での疲れ、家庭間を含めた人間関係問題、ずっと溜め込まれたストレスが一気に爆発した、などずっと我慢している方が多いのが特徴です。やりたいことができなかった、やりたくないのにやらされていたなどですね。これらのストレスが原因で自律神経に問題が生じ吐き気という症状になっています。この症状のところはいろんな症状に当てはまります。どうしてはきげになったのかまでは明確でないのですがその子の弱いところであると思われます。
元々吐くという行為は身体に侵入した悪いものを吐き出すことでおこる人間にとって生まれ持った能力であります。ストレスを吐き出しているんだろうと考えるのが普通です。若い子はストレスに対してはまだ適応力がなく反射的な症状が出やすい時期です。脳がストレスを処理できず吐くという感じで出しているのではと想像できます。また私たち鍼灸でも吐き気を止める穴として嘔吐中枢がある延髄近くに穴があったりします。
食道アカラシアとは
原因不明の食道の機能異常と考えられている病気です。食道の蠕動運動といって胃腸の奥へ奥へと送り込む身体の機能が障害されてしまうことで、食べ物の通過障害や食道の過度な拡張が起こってしまうのです。粘膜や筋肉に異常はなく、中年以降で発症することの多い病気です。
固形物だけでなく、液体もうまく飲み込めなくなり嚥下障害が徐々に進行します。悪化していくと嘔吐が起こりますが、特に夜間、寝ているときに多い傾向があります。その他に胸の痛みや背中の痛みが出てしまうこともあります。
食べ物を奥へと送り込むためには、下部食道括約筋という筋肉がある程度は発達していることが前提とされており、脳からの信号でコントロールされているはずの下部食道括約筋が何らかの原因でうまく機能しないことが発症の原因とされています。
はっきりした原因はわかっていませんので鍼灸治療を試されに来る方が多い症状の1つとも言えます。
当院の分院が中区袋町にもございます。松鶴堂鍼灸院分院ヘルティカといいます。女性専門の鍼灸整体院であります。もしそちらの場所のほうが都合の良い場合はヘルティカにてご予約をされてください。女性の先生を希望されます場合は女性の先生で安心して受けれます。
まずはヘルティカにお問い合わせされたい場合はヘルティカLINEからどうぞ。
西洋医学での主な治療法に関しては、胃酸分泌抑制剤、制酸剤などの服用が主になると思います。これらの薬剤は症状を緩和してくれますが、病気そのものが治っている訳ではないのが注意するところです。日常生活の乱れなどがあると自律神経がもちろん乱れていき、すぐに症状は戻ります。胃酸は生きていくうえで必衰のものでありますので、多いのも問題なのですが、少ないことで様々な症状や病気になる可能性もあるのです。薬で胃酸が減りすぎることによる弊害もたくさんあることから治療は長期化しやすく治りにくいものになります。
病院などでは忙しいという事もありますので、1人1人の生活様式の確認まではできません。検査してピロリ菌がいるかとか、食道の荒れ具合などの確認はされますが、どうしてそうなったのか、どうやったら治っていくのかまでは時間的にも説明するのが難しいと思います。当院では病院でできないことをするためにもこの辺りの日常生活確認や、本の紹介や、LINEなどでの質問にもできる範囲内ですがお答えしております。
逆流性食道炎は薬だけでは根本的には治りません。ぜひ、日常生活全般において、まず食事をゆっくり食べる習慣をもったり、朝ご飯を必ず取るなどのリズムの習慣や、みぞおちを緩めるための腹式呼吸などもすることでゆっくりと症状が改善していくのを感じると思います。
食道の病に対して意識していることは
鍼灸治療で重視しているものとして、上腹部、特にみぞおちが固くなってしまい柔らかくならない人が多い印象です。食べれないこともあり、痩せている方が多かったり、胃下垂の方も多い印象です。緩めるところはみぞおちだけでなく、季肋部といわれる肋骨も緩めないとすぐに戻ってしまいます。みぞおちを緩める理由としてはその真裏に胃の入口でもある下部食道括約筋があるためでして、この部位の緊張が強いことで胃の入口の動きが悪くなり、胃酸が食道に逆流してしまいます。
逆流性食道炎について
逆流性食道炎は胃酸が食道へ逆流することで食道の粘膜に炎症が起こってしまい、胃液が込み上げて苦しい胸やけの感覚に襲われたり、嘔吐や食欲不振などの症状が起こる疾患です。検査で粘膜に炎症やただれが見られ無い場合もあり、これは非びらん性逆流性食道炎といい、神経質な人や痩せ型の方、女性などによく見られます。
原因としては胃の中にある食物や胃液の逆流を防ぐ食道と胃の境目にある括約筋が緩んでしまうことで胃酸の逆流がおきてしまうと言われています。その他には胃液の中の胃酸が異常に増えることで逆流しやすくなったり、食道の粘膜が敏感になると少しの酸の刺激でさえも過敏に反応してしまうなど様々あります。
これは夜遅くに飲食を続けたり、食べ過ぎの傾向にある方や、よく噛んで食べないなど食べ方の問題であったり、高脂質の食べ物や甘いもの、辛い食べ物いわゆる刺激物の取りすぎなど、食べ物の種類の問題などが挙げられます。最近特に増えているのが、ストレスが原因の逆流性食道炎です。
ストレスにより自律神経のバランスが乱れると、胃だけでなく小腸や大腸といった消化器系に異変が生じてしまい、胃もその中でも障害されやすい部位の一つです。短期的にストレスがかかるというよりは、仕事や生活習慣の中でジワジワと長期的にストレスが蓄積された方に多くみられます。
逆流性食道炎の鍼灸治療について
逆流性食道炎の鍼灸治療としては、まずストレスによっておこる症状をできるだけ緩和させていくことと、ストレスの加速に繋がらないように、鍼灸治療によって全身の筋肉の緊張を緩めていくことを目的としています。ストレスそのものを治療によって皆無にすることは不可能ですが、気持ちが楽になったり頭をスッキリさせるツボは頭や耳や手足に点在しております。
逆流性食道炎の症状は実に豊富で、胃を中心にキリキリと痛む場合や鈍痛がしたり、常に張り詰めたような膨満感があったり、食欲が起きない、あるいは少しの食事量なのにお腹がすぐいっぱいになってしまうなど、さまざまな症状がおこります。また十二指腸潰瘍やディスペプシアなどが合併していくことも多いです。それらのうちどのタイプの症状かという事によっても、治療法を患者さん1人1人によって変えていくことで効果を高めていっています。
原因の大半でもあるストレスの緩和と症状緩和を一度の治療で同時にアプローチできるという点で、鍼灸治療と整体治療は逆流性食道炎に対して相性の良い治療だと考えています。それらに加えて胃酸の過度な分泌を抑制するツボにも鍼を打っていきます。こういった治療をすることで、何年も胃のムカムカやげっぷの出やすさに苦しんでいた患者さんが、見違えるように症状が治まっていく光景を何人も見てきています。結果的に鍼灸治療ではストレスによる機能の低下を改善し、食道や胃の粘膜損傷の回復を高め、治癒へと導きます。 同時に生活習慣に問題のあった方の場合は逆流しやすい食品の制限や肥満の解消などライフスタイルの改善も必要です。
食道に問題があるのに治ってしまった方のケースについて
食道に器質的な問題が発症してその損傷の影響もありその周囲のバランスが崩れてしまいます。それによってまたまわりがそれをかばったりすることでの影響により吐き気などの症状が出ているケースだと感じております。多いのが血流不足になります。元々ある血液の量がすくなくなってくることで組織損傷が完全に治りきらない可能性もありますが、元々ある機能をも減退させるため、さらに吐き気という症状が出るのでしょう。また神経も過敏になるので、通常より強く症状を感じたり反射的に動いたりということもおこってきます。このような吐き気では強い外科的な治療をしなくても治る可能性のあるものとなります。異常がない機能性の問題を心因性嘔吐、神経性嘔吐と呼ばれることもあります。
ですので大事なのは今出ている症状が、
1、組織の損傷など構造的原因で出ているのか?
2、損傷など構造的問題もあるが血流不足や過敏などほかの要因もあるのか?
3、食道炎といわれたけど実は全く構造的な原因がなかった(神経性嘔吐症)
など、それを考察していく事が非常に大事な選択です。当院で3回治療することで3の原因であれば完治する方もいるでしょうし、2であっても症状の軽減はじゅうぶんに狙えるものと思います。ただただ経過観察だけしている場合は、2・3であったばあいは、早ければ何度か治療をしていると治っていたのに、経過観察中に鍼灸治療をせず組織はやせ細り、さらに固くなってきて、それが原因でさらに悪化し、外科的処置をしたが、2・3の理由が解決していなかったことで、症状が軽減することなく、さらに悪化してしまうという方を、何人か見てきましたので、やはり何を選ぶとしても、西洋医学と併用して鍼灸治療も早く開始するという選択を選ぶことが大事なんだと感じております。
2,3の方の多くは軽い炎症だけであったり、過敏状態であったりします。食道炎の症状でお悩みの方は最近増えてきております。症状でお悩みの方は一度ご相談ください。
神経性嘔吐、心因性嘔吐症について
神経性嘔吐(心因性嘔吐)とは、いろいろ検査をしても明確な原因がないにもかかわらず、心理的ストレスなどメンタル面が原因で吐き気や嘔吐が頻繁に起こる状態をいいます。多くは吐き気のみという方が多いです。
神経性嘔吐症の主な症状としては、次のとおりです。吐き気や嘔吐が頻繁に起こることが1番の悩みです。みぞおち部分に違和感があるが痛みではなく消化や便痛などの異常はみられない。ほとんどのケースで発症するときは不安や緊張をともなう場面であったりします。だが問題なのは本人が何に対してストレスを感じているのかがわからない時である。
嘔吐を頻繁にする方の中には、人前で吐いてしまうことに嫌悪感を持っているケースが多くてそれが原因で人前に出れなくなったり、学校や仕事を休みがちになったりする方も多いです。朝食を抜くのが習慣になっている方も多いです。休みの日だけ過食するというケースもあります。
神経性嘔吐症の治療には、薬物治療もおこなわれていますがストレスに対してどう向き合っていくのかの心理面でのアドバイスが大事なケースが多いです。それに伴い吐き気止めの鍼灸治療はお守り感覚で聞くことが多く、当院でもよく穴を抑えたり、セルフケアも指導することが多いです。
神経性嘔吐症は、しっかりと治療に向き合えばよくなる病気です。最終的には学校や仕事などの社会活動にも影響が出るため、早めの鍼灸治療開始がのぞまれます。
食道アカラシアの鍼灸治療について
当院では食道アカラシアの鍼灸整体治療を積極的に行っています。本症を治療する為には、まず患者さんの身体の状態を一人ずつ丁寧に見聞きしていき、体がどんな状態で、どうして本症が発症したのかをを診察していきます。
それによって、食道アカラシアがどんな原因で発症しているのかを推察し、その原因に合わせた治療を行っていきます。食道アカラシアの原因としてよく挙げられているのが、実は自律神経のバランスが乱れている状態だといわれています。
この自律神経は様々な症状に派生していくので、鍼灸治療によってまずは新しいものから軽いものから順に改善できる可能性が高いです。そしてストレスは精神的疲労だけではなく、筋肉の疲労からくることも多いため、首肩や腰の疲れも同時に取り除いていくことでより効果的に治療が進みます。
自律神経の調整治療は基本的に痛みの強くない、優しい刺激で行うため安心して治療を受けていうただくことができます。食道アカラシアについてお悩みの方はなんでもご相談いただければと思います。
当院では胃腸系の症状でお悩みの方がたくさんおいでになります。過敏性腸症候群を筆頭に機能性ディスペプシアなどの慢性の胃の症状であったり、難病でもある潰瘍性大腸炎やクローン病であったり、今回の食道の問題の方もそれについでこられています。鍼灸治療で大事に考えていることは先ほどからも説明している自律神経の調整にあります。それに加えて余計なものの排出も意識していて、大腸や腎臓などの力を使って水や便から毒素を排出していく穴を選んでいきます。
食道の治療で意識しているのは根本的にはどこからの病かになります。多くは胃の問題であったり、司令塔でもある脳からの神経調節の問題だったり、首肩こりでもあったり、肝臓の解毒が弱かったり、腎臓での排出が弱かったり、腸内環境がよくなかったり、ストレスによる異常興奮や食事などの不摂生が根っこだったりとたくさんある中で見極めて治療をしていくのが大事であり、そこを見失うと症状が改善したかと思ってもまた再発するという繰り返しになることもあります。
逆流性食道炎の難しいところは症状がすぐにはでないものもあり、すごく悪化してからわかることも多いので、鍼灸治療を開始するときには実はかなり悪くなっていることも多いです。なるべく気づいた時点で早く治療を開始させてくれるなら特に鍼灸がおすすめになります。
鍼灸師側の原因で逆流性食道炎が悪化するパターンも私は多いと感じるので、医師が鍼灸を受けるのに反対するのもあながち間違っていないと感じます。よくあるのが悪そうなところに鍼をしての電気鍼とか、太い鍼を頭にぶすぶすたくさん打っての局所への過剰刺激、鍼灸院でないところで受けた鍼灸治療、またちゃんとした師匠から学んだ方ならいいかもですが、鍼灸学校だけでの勉強の方や我流でしている方が多いので注意してほしいところです。
当院に来る前に行っていた治療院で指導されていた治療計画によって、症状が悪化している方がいます。特に初回はすごく安くて丁寧に治療をして高額な回数券を売り、2回目以降は手を抜くようなやり方でおこなうところがあると聞いたことがあります。
また、高価なサプリメントや枕など物販をすすめられた方は注意ください。そのサプリメントがあなたの症状を改善できるかは関係なく商売として販売しているところもあります。大事なことはあなたに合ったセルフケアをご指導することです。当院では希望された方にセルフケアの指導もおこなっております。実はここが一番重要なのかなとも思っています。ただし、セルフケアを希望されない方もいます。その場合は最低限の助言をすることを意識しております。
私たちもそうですし、医師もそうですが、良くなった情報を聞くことは稀です。例えば患者さんも医師での治療で治ったわけでないのに鍼灸で治ったとはなかなか言えるものではありません。ですので、悪くなった人だけが医師にすがるように言われます。これは逆もしかりです。鍼灸をして悪くなったという情報しか耳に入らなければ鍼灸の知識のない医師なら受けないほうがいいというのは普通のことだと思ってください。
でも実際は当院ではほとんどの方がよくなっているのです。早期に治療ができれば普通に改善するので医師に反対されても安心して来院してください。ただし、理由があって今の時期は鍼灸はよくないといわれていることもあるのでその際は当院にご相談ください。何を目的で鍼灸をするのかによって変わります。
悪いところだけを治療するのではなく、胃腸系の調整をすることが、自律神経を調整するポイントとなります。例えば食道炎がするといっても食道のみに問題が出ているわけでなありません。
症状はその方の弱いところにでているわけで、出口に過ぎないのです。病の本質はもっと深いところにあり根っこを治療しないと意味はないのです。
主に手足や背中の様々なポイントを触診することで悪いところ見つけ出し施術はおこなわれます。
自律神経を落ち着かせる治療としてよく使われるのが、頭部になります。頭鍼と呼ばれることもあります。頭に鍼をすることでより深いリラックス感を感じることができます。自分がどれだけ疲れていたのか、イライラしていたのかもかんじられることでしょう。
あと一緒に打つポイントとして、眉間や耳の裏などがあります。精神の安定や安眠を求めてつかわれます。
院長の技の1つに耳ツボがあります。おもに神門というツボを重視しながら、耳にある無数のツボをチェックしていきます。耳は診断にも使われます。耳をみたり触ったりすることでその方のいろんなことがわかったりもします。必要な方には耳に粒を貼り付ける治療も併用します。特に睡眠に問題がある方におこなうのですが、ほとんどのかたが初回にて睡眠が改善されるのが耳つぼのすごいところでもあります。
また、自律神経の興奮が強すぎる場合などはここには書きませんが特殊な耳への技があります。それは必要な方にはこちらから提案させていただいております。
規則正しい生活リズムを整えていくことがそのまま自律神経のリズムが整っていくことにつながります。
食事をとる時間帯や、寝たり起きたりする時間帯を一定化することで体内時計の時差が整っていき、それに併せて自律神経のバランスも以前よりは整っていきます。また、質をよくすることでより安定していくので、身体にとって良いものを食べて悪いものを減らしたり、睡眠ではより深く熟睡したりすることで、さらに改善していきます。
また、唯一意識して自律神経を調整できる呼吸を利用して睡眠前に腹式呼吸をすることをおすすめしております。
まずは生活習慣の改善から行ってみてください。
ストレスとは、ただ単に嫌なことや嫌いなことだけではありません。頭ではストレスだと思っていなくても、身体にとってはストレスだと思うものもあります。好きだからと言って無理しておこなうことで、知らず知らずのうちにストレスが増えるという悪い癖がついてしまっていることがあります。
まずはしっかりと休むということも大事です。そしていろいろ見直していくにつれて、症状も緩和されてきたのなら、その症状は危険信号を知らせていたのかもしれません。
また、どのようにリラックスしたらいいかわからない方もいます。特にまじめな方はそうだと思います。過去にやっていた趣味や楽しいこと、ぜひ思い出してみてください。
当院でおこなう鍼灸施術だけでなくて、自宅ででもできる方法も伝えております。
漢方薬に興味がありましたら、漢方医のご紹介もさせていただきますし、サプリメントに興味がありましたら当院にご相談ください。
IBSなど腸内環境が悪く、しっかりと栄養が吸収できなかったり、腸の慢性炎症に悩んでいる場合によくすすめるものや、動脈硬化や脂質異常などで血流が悪く、同じく慢性炎症になやんでいるときにすすめたいものがあります。
まずは腸の状態が悪い方はFODMAP、糖質、グルテンや乳製品の制限を意識した食生活をすすめます。その後改善してきたら、たんぱく、ビタミン、ミネラルを意識して補給していきましょう。とくに、子供さんの症状は栄養状態がポイントになってきます。
初めて当院に来られる方へ、施術メニューの流れなどをご紹介します。
当院は完全予約制です。まずは電話かLINEで希望曜日、時間帯などをお知らせください。初回は10時から17時開始までのどこかでお願いします。スタッフ紹介などを見て指名などがありましたらお知らせいただくか、女性の先生がいいとか、症状を教えていただくことでこちらからあなたに合った先生を決めさせていただきます。
初めてですので迷うことが考えられます。
早めに向かうようにお願いします。
当院は多忙にて、遅刻をすると次の患者さんの予定が狂ってしまいます。カルテ記入もありますので、ぜひ10分前来院をお願いいたします。
カルテ記入が終わりましたら、問診を始めていきます。
こちらから体の状態を聞いていきますので、いろいろとご相談ください。悩みや質問がありましたら是非お聞かせください。施術の参考にもさせていただきます。
例えば、痛くないようにしてほしいとか、使い捨ての鍼を確認したいとか、付き添いの方に横でいてほしいなど。なんでもいいのでまずは不安解消をしてほしいと思っています。
からだや症状に合わせた鍼灸をおこなっていきます。感じ方は人それぞれです。我慢できる範囲で受けるというのが理想ですが、初めてですから無理していきなり強くすることはありません。まれに、いろいろ鍼灸に行っている方は担当の一番得意な技でしっかりとした刺激のある治療も可能ですが、まずは慣れていただきたいので、弱めの刺激が基本となります。ぜひ安心してお受けください。
身体をみさせていただいたあとに、それぞれの患者さんにあった養生指導を何点かご指導いたします。
食事・睡眠・運動入浴の3つを基本にしながら、なるべくわかりやすく説明します。回復に従ってさらなる指導をおこなったり、逆にこれはどうですか?などと聞いてくれることが望ましいです。それによってどれだけ理解しているかもわかったりします。
最後にどのように通ったらいいのかの助言もさせていただきますが、基本はまずは3回です。私の鍼治療との相性を感じてほしいのです。いわれたから来たのではなく、よくなると実感したから来てほしいのです。それが私が治すのでなく、自分から自分で治る力へとつながっていきます。
良くなっていく流れもその方や症状によって変わります。すぐに良くなっていくものや、よくなったり戻ったり繰り返す方、一度悪くなってからよくなるかたなど、ありますので、不安にならずにそのながれを感じながら様子を見てください。
そして改善してきたら、まだそのままで通ってもよし、2週など間をあけていってもよし、月に1度でもよしです。最終的には1~3か月に1度の定期メンテナンスをおすすめすることになります。
病院で胃酸を抑える薬を処方してもらいましたが喉の異物感、閉塞感が取れず、薬の量が増え、副作用で便秘になっていました。
こちらで針治療を受け、喉の違和感が小さくなり、誤嚥しそうな心配も少なくなってとても楽になりました。
アレルギーやストレスも関係しているのではとの事でそちらの治療も含め多方面に渡り診て頂いております。
針を挿す痛みはなく治療中は体も軽くなりました。
逆流性食道炎で好きなものが食べれず飲めないことが一番の苦痛でした。私にとって好きなものをお腹いっぱい食べることが何よりの幸せだったからです。
早く治したく胃腸クリニックで処方してもらった薬をちゃんと飲んでも、いろんなところで検査をしても、内視鏡もやってもどこも異常がなくもうどうしようもない状態でした。
そしてここにたどりつきました。こちら異常がないのはいいことですよといわれホッとしたし、ではなんでこんなに苦しいのと疑問も増しました。
私の性格上、毎日頑張るタイプだったのも胃腸には良くなかったんだと気づき、治すためにいろいろ生活を変えてみました。そうすると少しづつ胃腸も受け入れてきたのか薬では全く変わらなかったのに鍼灸で変わってきたんです。
通い始めてから1ケ月ぐらいで体重も増えはじめ、体調も良くなり、その後少しずつ吐き気などや胃もたれも改善し、3か月経つとほぼ以前の体重と食生活に戻りました。
今までの生活習慣を改め、毎日楽しく食事ができています。
ここ数年間毎日といっていいほど吐き気などが続き、休日もいつ吐き気に襲われるかわからず外出もできないような状態でした。
先生に診てもらった当初は身体が硬くてかたまっているようで寝てても疲れが取れないのでは?といわれドキッとしたのを覚えています。
実際、睡眠が良くなくて何度も目が醒める状態も続いていました。
まずは睡眠から改善すれば吐き気にも良いということでそこからはじまりました。鍼はまったく痛くなく毎回リラックスして受けれました。なんとなく安心できるような気もしていました。
それが良かったのか自分のペースに気づけ毎日過ごしていると自然と吐き気のおさまりを感じました。以前は吐き気を意識するあまり毎日緊張していたような気がします。いまは楽に過ごせています。
いかがでしたでしょうか。
食道の不調で悩んでいる方は本当に多く来られています。逆流性食道炎や神経性嘔吐の場合などで苦しんでいても病院の検査で特に食道の粘膜の異常がなかったりするので、身体的な症状は心療内科、精神的なものは精神科にとすすめられることも多いと思います。
ですが1度の鍼灸施術と、睡眠や栄養などの改善で一気によくなる方も多いのです。首コリが緩まっただけでよくなる方もいるのですが、何年も苦しんでいたが1度でよくなることをみても、もったいなあと感じるのか、今日ここに来てよかったねと思えるのかいつも考えています。
また、食事の時間が安定していないかたでは、ちゃんと食事をとらず間食ばかしでお菓子などをとってしまう習慣がある人や、1日1食でどかぐいをしてすぐに横になる方や、またストレスを解消するのに早食いをしている方も副交感神経反射も強くなり過剰な胃酸も出るでしょうし、胃液が逆流してしまう方が多いのを感じています。やはり食生活習慣を含めての改善が必要だなと感じています。
このように、当院の食道の不快感の鍼灸施術なら、吐き気や胸やけなどの改善が期待できます。当院の施術に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。
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