〒732-0052 広島県広島市東区光町1丁目11-5 チサンマンション306
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漢方薬局併設について
当院でも漢方薬を取り扱う準備までたどり着いたのですが、最後の最後でやはり専門の医院で出したほうがいいことに気づけました。大事なのは漢方薬を取り扱う事でなく、より質の良い漢方薬を安価で飲み続けることができるかでした。それがいろんな問屋に問い合わせたものの、薬剤師であっても調剤をできる環境でなければどうしても質の良いものが出せないのと、それでも質の良い漢方薬をと突き詰めれば、単価が上がり、同じものを買うなら断然病院で出してもらう方が安かったのです。これでは当院で漢方薬を取り扱う意味はないです。元々漢方薬を売って金儲けをしたいという考えはなかったので、より安く皆さんに飲んでもらいたいので漢方薬をだしている医院を紹介することにしました。漢方薬に興味のあるかたは医院をご紹介しますのでお知らせください。
鍼灸と漢方薬の関係性について
もともと漢方薬に関しては鍼灸師の資格を取って中国に留学していた時から興味はもっていました。興味はもっていたものの鍼灸だけでも大変なのに二足の草鞋にならないかと考えているうちに薬剤師になるのはあきらめた経緯があります。偏差値的にも厳しかったというのももちろんありますが。
ですが、私が留学していた上海中医薬大学では、鍼灸と漢方薬は両輪であると、鍼灸だけでも漢方薬だけでも治らないものはあるから効果の出ない時は両方とも使いなさいと学びました。実際、私が住んでいた学生寮では学生が毎日のように漢方薬を煎じては飲んでたりしましたし、学生の間で漢方薬の研究なども盛んにおこなっていました。私も中国でいるときは当時は漢方薬にも興味がそれほどなかったものの日本でも有名な漢方医のところで研修を受けたこともありました。そのときに漢方薬でいろんな病気が治ることを目のあたりにして漢方薬を使いたいという気持ちはずっともっていた記憶があります。
そして日本に帰り鍼灸院を開いたあとも、鍼灸では難しそうな場合は近くにある漢方薬をだしてくれる医院や薬局を紹介していきました。今でもそこの医院とはつながりがあり助かっています。
それから数年がたち、知り合いの鍼灸院の中で登録販売者という資格をとれば院内で漢方薬が売れるよという資格ができました。たしかにこれなら当院でも漢方薬を使えるのでやってみようかと考えた時期はあるものの、玄関を2つにわけないといけないことや、薬局での勤務経験がいるなど、条件が厳しいものでした。それでも裏の手?をつかっておこなっている方もいるのですが、どうしても違法性があるなあとブラックなところを感じてしまいおこなわなかった経緯があります。
漢方薬とは何なのか?
主に植物由来のものから作られていて、薬効成分があるのがわかっているものを上手に組み合わせることで作られています。主に煎じるという、お湯を沸騰させて煮だてる方法ででき、それを飲むという形になります。最近では丸薬になっていたり粉薬になっているものもあります。
中国に留学していた時も勉強がてら自分で生薬を買って煎じて飲んでいた時期があります。こんな感じで飲むんだと初めて体験でき、美味しくはなかったのですがなぜか身体に効いているのかまずくもなかったです。その後は大量に一つ一つの紙袋にはいっていたものから、現在ではすでに出来上がった生薬が1つづつ小さい袋に入っていてそれを組み合わせてできるので昔より保存もきくので飲みやすくなったなと感じてます。昔は大変でした。
薬剤師と登録販売者の違い
最近、鍼灸院や接骨院で皆さんも市販薬や漢方薬などを売っているところを見たことがあると思います。薬剤師でもないのにどうしてかなあと思われたかたもいるでしょう。その多くのケースで登録販売者という資格を持った方が薬を売っているケースがほとんどになります。薬剤師は6年の期間の学びが必要であり国家資格であります。その点、登録販売者の資格は学校で学びの必要はなく試験は誰でも受けれます。これだけでどのくらいのレベル差があるのは皆さんもわかるでしょう。
薬剤師のいるところで漢方薬を購入したほうがいい理由
●扱える薬の範囲が違う
薬剤師は、すべての医薬品を取り扱うことができます。これに対し登録販売者は第一類医薬品を扱うことができず、第二類医薬品、第三類医薬品のみを扱うことができます。ほとんどの漢方薬は第二類のため登録販売者でも一見大丈夫ではあるものの、薬に対する副作用などの説明などを考えても薬剤師のいるところで購入したほうがいいと思います。
●調剤業務ができる
やはり調剤できる能力があるというのは大事だと考えています。
●勉強してきた知識量が違う
やはり薬剤師による漢方薬の販売で大事なのは知識量だと思います。薬全般の知識はもちろんのこと、飲み合わせであったり、患者さんが飲んでいる薬のチェックができたりと、情報提供ができたり、相談に乗ることもできるので、知識が多いほうが良いのは間違いないですね。
●資格取得までの期間の違い
先ほども説明しましたが、薬剤師になるためには薬学の大学に入学して6年間もの専門知識を学んだ上で、薬剤師国家試験に合格する必要があります。合格率は例年60~70%となっていることから大変な労力が必要になることはわかるでしょう。ですので誰でも受験できる登録販売者との違いは明白であり、同じものであればどちらから購入したほうがいいかも理解できることかと思います。
鍼灸院と漢方薬店はそれぞれ別の責任者が必要
もともと中国では東洋医学といえば漢方薬か鍼灸を同時にするものという認識が強いです。日本では中国から伝わってきた後にいろいろありそれぞれが独自に発展した感が強く、登録販売者による漢方薬と鍼灸の治療院というのはある程度あるものの、薬剤師と鍼灸師のいる治療院となると全国で探してもかなり少なくなるかと思います。
ですので一般的には、鍼灸は鍼灸のプロに、漢方薬は漢方のプロにでという形が理想になります。それぞれが高度の技術と知識を必要とするため、1人で同じレベルでの上達が困難なものの、2人で組んでおこなうことでそれぞれで協力し合えれる関係になれます。
漢方薬をだしてくれる医院とのネットワークを大事にしていきたい
簡単なものは当院で鍼灸治療だけでよいものの、状態の悪い方や医師の診察が必要であると思いましたら、今まで以上に医院に紹介していきたいと考えています。通常の漢方相談とは、どの漢方薬が合うかとかで勧めていくかと考えるのが通常であるとは思いますが、状態をよく聞いて必要なら早い段階で漢方薬を扱う医院に紹介していくことを今まで以上にしていきたいと考えております。鍼灸治療でいくよりも漢方薬のほうがそのかたにとって良さそうであれば鍼灸をせずに紹介していくという患者さんも増えてくると考えています。多くの方は病院に行くほどでもないと考えている方が多く、身体をみて必要だと判断したときは紹介をしていくことで医療人としての役目も果たしていければと考えています。
鍼灸治療と漢方薬のどちらを主としていくか?
また、よく聞かれるのが、鍼灸と漢方を併用していて、良くなってきたらどうするのかと相談されます。2つを併用するだけで、かなりの高額となるので、もちろん継続するにしてもどちらかを主とすることをお勧めしております。
鍼灸と漢方薬は5対5で効いているわけでなく、どちらかが強く効果を出していることが多いです。効いていないほうも補完的には意味があります。それは鍼灸院でも漢方薬を扱う医院でもどちらでもいいので聞いていただけてもいいですし、なんとなくですが、患者さん自体がどちらが主なのかはわかるようです。それにしたがって、決めていただくのもおすすめです。
中医師の資格を取得しました。
日本で学んだ鍼灸は私が想像していたものではなかったため中国にてでも学ぶことに決めました。決めたのが大学3年生の時でそれから準備をしはじめてかなり早いタイミングで中国へ行けたのはラッキーでした。
実際、上海に留学して多くの仲間に恵まれて、自分の勉強したかった鍼灸だけでなく、中国の整体でもある推拿であったり、気功であったり、実際漢方薬をだしている医師の助手であったりと、一通りの学びを得れたのが大きかったです。特に日本でも著名な何金森老師や中医の愈雪如老師の臨床をみれたのは大きかったです。卒後も研修生として様々な病院で学べたことも財産になっております。特に地段医院での鍼灸臨床は私にとって有意義でした。
日本の大学だけでなく中国の大学も卒業できたことで、中医師資格を得ることができましたが、日本では何の役にもたたない資格でもあります。私の知り合いにも優秀な中医師のかたをしっていますが、日本ではこの資格は使えないとわかっていながらも、強い興味から学ぶことを辞めない先生がいることを何人か知っていますがすごく尊敬しております。
現在は、わざわざ中国へ留学までしなくても国際中医師という資格を日本にいながら得れるようになっておりますが、実際中国で過ごして、実際の中国の病院での臨床で得たものは想像以上のものでありますので後悔はまったくしておりません。
また、中医師取得後も日本からきた鍼灸師さんへの指導や、北京での研修なども認められて、上海ではじめて特別会員として表彰され、ビザの延長もしていただき、更なる研修ができたことが今の臨床に役立っていることは間違いありません。
お世話になったみなさまありがとうございました。
ここが他の鍼灸院と確実に違うところになると思います。鍼灸院と漢方薬を扱う医院が連携しているところは正直あまりないと思います。お互いが紹介しあっているところはあったりしますし、1人の先生が鍼灸師と登録販売者か薬剤師の免許を持っているというところはあるかもしれませんが。
元々東洋医学の本来の姿では鍼灸と漢方薬を同時に扱うことが通常でした。韓国ドラマでチャングムとかでもありましたが鍼を打ったり漢方薬を煎じたりする光景を見たことがあると思います。ですが時代が変わり同時に受けれる施設はほぼなくなってきました。
非常に残念なことだとおもいます。鍼灸も漢方薬もそれぞれが特性があり、本来はこれは鍼のほうがいい、これは漢方薬だというのがあります。当院ではこの辺りが今後もしっかり伝えていければと思っています。私が一つのモデルケースを作って、今後鍼灸院と漢方薬は一緒に協力しあいながらおこなうことができるならそれが患者さんにとっては最高だと思っています。西洋医学の病院が近くに連携する薬局をもっているように。色々大変なことはあると思いますが、東洋医学を東洋医学本来の形に戻すこと、鍼灸と漢方薬を一緒にすることが普通のことという未来を考えてやっていきたいと思っています。
脈や舌やお腹をみれて、生薬を組み合わせることで、さまざまな症状に効果がある
この組み合わせがポイントなんだと思います。有名な老中医の診察を研修したことがあるのですが、丹念に脈をみながらどのような組み合わせでいくか考えておられました。その先生は片方の脈しかみなかったんですが、今思えば脈状をしっかりみられていたのと、確認したいポイントが決まっていたのではと思っています。上手な先生であるほどこの辺りがすごいですね。脈をみれる先生が本物なのは間違いないです。このあたり薬剤師さんの場合は医師と違い診断ができず問診のみしかできないのが漢方薬局のデメリットになると思います。
どうして今までは知識はあったのに自分で漢方薬を扱っていなかったのか?
私は中医薬大学を卒業し中医師の資格を得ましたが、もちろんその資格は日本にて医療行為ができる資格ではありません。登録販売者を取得して薬店を開き漢方薬を販売することはできるのですが、使える漢方薬が限られるのと、薬店を開かなくてもそのレベルの漢方薬はネットで購入が簡単にできるんです。しかもそのほうが同じものであれば問屋で買うより安かったりもします。私たちが漢方薬を売ろうとするのであれば高く売らなければ維持ができません。そういうことから安価で漢方薬を渡すには自分で売るのでなく売っているところを紹介すればいいという結論に至りました。
今後の漢方薬を扱っている医院との連携について
また、今までは必要な方には漢方薬を処方できる医師への紹介もしてきました。医師の診察が必要であったり、患者さんの要望があれば今まで通りご紹介していきたいと考えています。それがより良い地域医療につながると夢見ています。
漢方薬と健康食品・サプリメントの違い
当院では漢方薬を扱っていない代わりに必要な方にはサプリメントをおすすめしております。私もいろいろ試した結果、必要なサプリメントとして、血流改善が期待できるナット―キナーゼ含有のNKCP、お米由来の乳酸菌であるケフィーラをおすすめしております。この2つは実際に院長が試して効果があったもので、順調に血液検査の数値もよくなってきてますし、メタボだった体型も減量に成功しております。LDLコレステロールや高脂血症でもある脂肪肝など気になっている方はご相談ください。院長が成人病予防のために実践している健康法なども興味があれば指導することも可能です。
今後もサプリメントも良いものがあればどんどん試してみて患者さんのためになると思えば紹介していきたいと考えています。もちろん他店よりも安価で渡していければと考えています。
元々、漢方薬を飲まれるのが女性に多いということもあります。とくに妊活や、婦人科、メンタル、胃腸問題、虚弱体質に対してたくさん紹介していきたいと考えています。
連携をしていく私たち鍼灸院側も女性スタッフは同じ症状が得意なので鍼灸と漢方薬をあわせておこなうこともできます。
お互いが注意して拝見していくのが、瘀血、冷え、貧血、ストレスなどの関連でしょう。そしてあなたにとって漢方薬がいいと思ったらを紹介させてください。
今回は漢方薬店を開くうえで必要なことである、漢方薬と鍼灸の関係性についてをご紹介させていただきました。
漢方薬と鍼灸の融合に対して少しでも皆さんに伝わりましたら幸いです。正直、漢方薬も鍼灸も一般にはあまり広がっていなくかなり特殊な業界です。
ですのでわかりやすく今後も説明していきたいと思います。漢方薬や鍼灸などご不明な点がございましたら、まずはお気軽にご相談下さい。
中医学で大事になることは鍼灸や漢方薬での治療の後、症状の原因で考えられるものや、治療のことについて、そして今後についてどのように治療を受けるのかの説明をさせて頂きます。軽い症状の場合は説明は少なくしておりますが、聞きたい方はぜひお知らせください。時間をとってご説明します。
出来る限りみなさんに分かりやすく説明をさせて頂くようにしています。ご自身の身体のことについて深く知ることは、特に慢性症状で苦しんでいるかたの回復にとって大切なことです。もちろんそういう話を必要としない方のほうが多い印象ですのでその際は説明を省いておりますのでご安心ください。
まずは日常的な睡眠、食事、運動などの改善や、飲んでいる薬やストレスや人間関係についてもアドバイスしております。この時、あなたにあった治療計画もたてていきます。興味のある方はぜひ養生指導をお願いしますとお知らせください。
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